スカイプなどを使い、インターネットで授業を行うオンラインレッスン。「語学の勉強をオンラインで」と考える方も多いことでしょう。「パソコンの画面だけで語学が身に付くのか」「クラスメイトがいないとモチベーションが維持できないかも」など、懐疑的な方も多いのではないでしょうか。それでは、初めてオンラインでポルトガル語のレッスンを受ける方にも、既に受講経験のある方にも、きっと役立つ「オンラインレッスンで語学力を伸ばすツボ」をご紹介いたします。
ツボその1:先生を選ぶ時、プロフィールは最後に見る
先生のプロフィールを閲覧してしまう前に、まずは自分が何を求めているのか心の声に耳を傾けます。サイトに登録されている講師プロフィールのリストを最初に見てしまうと、「この先生は安い!」「なんだか楽しそうな自己紹介だから…」「本当はブラジル人の先生がいいけれど、評価の星がたくさんついているからポルトガル人でもいいかも」など、自分の学習の目的を忘れて講師の世界に自分を合わせようとしてしまうことがあります。
スカイプのメリットの一つは「あまり人間関係を気にすることなく、語学のレッスンだけに集中した効率の良いコミュニケーションが取れる」という点。
つまり、先生の都合や好みに合わせるのではなく、自分に先生を合わせさせる、それができる先生を指名することが大切です。この「自分を知ること」「その自分を理解できる先生を選りすぐること」を自分自身でやるというのは、少し時間をかけてでもやっておくと良いでしょう。最後にそうっと講師のリストをのぞいて、ピーンと来たら、さあトライアルレッスン!
ツボその2:知識は与えられるものではなく、自ら求めるもの
オンラインレッスンだけに限りませんが、ただ座って先生の話を傍聴しているだけでは何も吸収できないものです。先生が一方的に情報提供をするのをハイハイと受ける…これは「流れてくる水を体の表面で浴びるだけで、後で乾かせば消えてしまう」いわば「シャワー」の状態です。
オンラインレッスンを受ける時は「飲めるだけ飲みこんで自分のものにする」、全力で体内に知識を吸収する、いわば「真夏のビアガーデンで飲み放題」状態を目指しましょう。
ポルトガル語の場合は先生が陽気なラテン系のノリで一方的に喋りまくり、なんとなく勉強した気になるが何も残っていない…という悲劇もありがちです。「一を聞いて十を返す」くらいの覚悟で負けずに口を動かし、最大の集中力で新しい知識も吸収しましょう。
「レッスンの時間を200%利用しよう、かならず元を取ろう、元を超えよう」と真夏の飲み放題レベルの決意をし、画面からこちらに向かってくる情報をしたたかに漁り、さらにはもっと情報を出させるように先生に仕向ける…このくらい肉食系でちょうどいいのです!
ツボその3:宿題を用意してくれるように頼む
画面と音声だけでつながるオンラインレッスンでは「同じ空気」を吸うことができません。空間の共有がないレッスンが終ると…「画面を消したとたんに授業の内容も消えてしまう」ということがあります。
レッスンの余韻を消さずに次のレッスンまでモチベーションを維持するためには…ズバリ「宿題」が効果的!
実は先生にとっても「宿題を出しておいたほうが、次のレッスンでムードを維持できるし、学習進度もコントロールできるし、楽ちん!Parabéns(ポルトガル語で『おめでとう』)!」というメリットが。
遠慮なく「宿題を用意してください!」と頼むことをお勧めします。ここで「授業時間以外の課題を出させるなんて、僕はnão quero(嫌だよ)…」というのなら…振り出しにもどり、また先生探しもアリですね。
場所も時間も制約なしで、「本当に学びたい人」が「本当に学びたいこと」を自由に学べる…人類がついにたどり着いた、夢の「eラーンニング」時代!
ポルトガル語の学習方法をお迷いの方は、選択肢の一つに「オンラインレッスン」を加えてみてはいかがでしょうか。