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It’s kind of youとYou are kindの違いって説明できる?ニュアンスと意味、使い分けの方法

It's kind of youとYou are kindの違いって説明できる?ニュアンスと意味、使い分けの方法 英語
It's kind of youとYou are kindの違いって説明できる?ニュアンスと意味、使い分けの方法

Kindという単語、中学英語でも早い段階で登場しますね。

やさしい、親切なという意味でつかわれる形容詞ですが、この意味でつかわれるkindを使った表現に、英語の日常会話では二つのパターンがあることに気づくでしょう。

「It’s kind of you」と「You are kind」です。

どちらも間違いではなく、ネイティブはそのときに応じてこの二つを使い分けています。 「It’s kind of you」と「You are kind」の違いとその使い分けについて、まとめてみました。

「It’s kind of you」は相手の行為に対して

「It’s kind of you」は相手(You)の発言や行動に対して言う言葉です。

例えば、相手が荷物運びを手伝ってくれた時や、人助けをしていた時、またそれらを回想する時などに使用できます。

また、それがあなたに対しての親切な行動でなく、他の誰かに対してだったとしても使用できます。

It’s very kind of you to bring me beautiful flowers. (きれいなお花を持ってきてくれてありがとう。)

これは相手のお花を持ってきてくれた行為に対して言っています。

Do you want some coffee? (コーヒー飲む?) It’s very kind (of you to ask me), but I’m fine for now. (ありがとう。でも今はいいわ)

相手のオファーを断っているわけですが、「尋ねてくれてた行為は親切です」→「聞いてくれてありがとう」とうけとれます。

この場合、やさしいのは「あなた(You)」ではなく、あなたの「尋ねてくれた行為」を指しているので、kindの主語は「You」ではなく「It(行為を指している)」となっているわけです。

「You are kind」は相手の全体的な性格を示す

一方、「You are kind」は何かしら特定の行為に対して述べているのではなく、その人の持つ性格や全体の人となりについて「親切だ」といっています。

たとえば「She is very kind.」というと「She is a very kind person.」と同意になり「彼女はとてもやさし人だ」と彼女全体としてその性格がやさしいということを表しています。

Honey, I brought you a cup of coffee. (コーヒー持ってきたよ) Thanks, you are always very kind. (ありがとう。あなたはいつもいい人ね)

この場合、コーヒーをもらって喜んでいることには変わりありませんが、「コーヒーを持ってきた」という行為についてだけ言っているのではなく、それも含めた相手の性格について「やさしいのね」といっているのです。

Niceでも同様に使い分けします

こういう表現は「kind」だけでなく、他の性格などを表現する形容詞でも同様に使用されます。よく見かけるのは「nice」でしょうか。

He is always nice to me. (彼はいつも私にやさしい)
It was nice of him to bring some green tea from Japan. (日本から緑茶を持って帰ってくれるなんて彼は親切ね)

ありがとうの意味で使える「It’s very kind/nice of you」

実はこの「It’s very kind/nice of you」という表現、「~してくれてありがとう」といいたいときに頻繁に使われます。

  • It’s very kind/nice of you to do something.
  • Thank you for doing (something).

上記の二つはほぼ同じ意味として変換してOKなんです。

いつも「Thank you」を使っている人は、相手の行為に対する感謝を伝える意味で「It’s very kind/nice of you to ~」を使ってみてください。以下、ペアで例文を紹介しておきます。

  • It was very kind of you to invite us to dinner.
  • Thank you for inviting us to dinner. (ディナーへのご招待ありがとう)
  • It’s nice of you to support him.
  • Thank you for supporting him. (彼を支持してくれてありがとう)
  • It’s very nice of you to help me improve my English.
  • Thank you for helping me improve my English. (英語を教えてくれてありがとう)

「It’s very kind/nice of you to ~」のあとに「I really appreciate it.」を付け加えると、さらにしっかりと感謝の気持ちが伝わります。

It’s kind of youとYou are kindの違いまとめ

「It’s kind of you」と「You are kind」の違いとその使い分けについて、説明しました。

  • It’s kind/nice of you.=その人の行為に対して述べる
  • You are kind/nice.=その人の全体的な性格として述べている

まとめると以上のような感じです。上手に使い分けてみてくださいね。  

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