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Thank you の返事に使える基本の返し方と、ちょっと気の利いたフレーズ20選

Thank you の返事に使える、ちょっと気の利いたフレーズ20選 英語

「Thank you」といわれたら「You are welcome」と返事すればいい、と思っていませんか?

実は「Thank you」の返し方は「You are welcome」だけでなく、さまざまな言い方があります。

そのシーンによって、「You are welcome」でなく別の表現を使う方がいいことも多いので、自然な英語を身につけるためにはぜひ覚えておきたいところです。

今回は、「Thank you」の返事としてネイティブがよく使っているフレーズとその返し方、さらにちょっと気の利いたフレーズも併せて一気に紹介します。

You are welcome.

「Thank you」の返事の代表選手ともいえるフレーズです。日本語の「どういたしまして」に相当します。

覚えやすく便利なフレーズですが、どちらかというと「Thank you」といわれるのを予測していた場合の返し方として使うことが多いように思います。

言い方によっては「感謝されて当たりまえ」みたいなニュアンスが出てしまうこともあるため、注意が必要です。

たとえば、カフェの店員さんがコーヒーを持ってきてくれたときや、飛行機のチェックインカウンターで搭乗券を発券してもらったなどのシーンで、

あなた:Thank you.
スタッフ:You are welcome.

といったやり取りはよく耳にします。「そのサービスを享受するのが当たり前」なシーンにおいては、とてもしっくりくる表現です。

「You are welcome.」はていねいな言い方ではありますが、比較的直接的な返事になることは覚えておきたいですね。

No problem. / Not a problem.

「大丈夫ですよ」という意味で使うことができ、「Thank you」の返事として、非常に使い勝手のいいフレーズです。

「問題ありません」「感謝されるには及びません」というニュアンスを伝えることができます。

先の「You are welcome」と違って、「提供されるのが当たり前のサービス」を受けたときには、ちょっとそぐわないかもしれません。

店員さんにコーヒーを運んでもらったときは「You are welcome」が使えるといいました。「No problem.」は、少し通常以上のサービスが発生したときに使われやすいフレーズかな、と思います。

たとえばコーヒーをこぼしてしまったとき、さっとテーブルを拭いてくれた店員さんに向かって「Thank you.」といったシーンで返ってきそうな返事が「No problem.」です。

後で紹介する「It’s nothing. / It’s not a big deal.」などと合わせて使うことも多いです。

Don’t worry. / No worries.

日本語に訳すと「気にしないで」に近いでしょう。

たとえば、何かお願い事をしてそれをかなえてもらったときの「Thank you.」の返事として、このフレーズを聞くことがあります。

「No problem.」に近いですが、「たいしたことじゃないから、気にしないで」と、相手を思いやる気持ちを伝えることができます。

Not at all.

「なんでもないよ」とい意味で、「No problem」に近い表現です。

「(私にとっては)たわいもないこと」「たいしたことじゃないよ」といいたいときに使うとよいでしょう。

「at all」と強調する言葉がついているように、「なんでもなさ」が大きいことを伝えたいときに重宝します。

It’s nothing.

「なんでもありません」という意味になります。上に出てきた「Not at all.」と似ていますね。

「(私にとっては)なんでもないことだから、気にしないで」と伝えたいときに使ってみてください。

相手に感謝されまくっていて、「そんなに感謝しなくてもいいよ」といいたいときにも便利です。

It was not a big deal.

「大したことではありません」という意味になります。

「deal」は「取引」「扱い」という意味の名詞です。なんとなく固いイメージがありますが、このように日常会話の中でも頻繁に使われます。ここでは、「こと/事柄」くらいの軽い意味になります。

「Thank you.」の返事以外にも、英会話でしょっちゅう聞くフレーズですので、覚えておくと便利です。

Don’t mention it.

「mention」は、「に言及する」という意味の動詞ですので、この文で「感謝には及びません」という意味になります。

「Thank you」といわれることのほどでもない、さらにいえば、それについて言及する必要もないことだ、というニュアンスを伝えたいときに使われます。

「You are welcome.」が直接的な返事であるのに比べると、より謙虚に聞こえる返し方ともいえます。

Anytime.

直訳すると「いつでも」と意味になりますね。日本語の「おやすい御用!」みたいな雰囲気でしょうか。

カジュアルな表現なので、比較的親しい人との会話シーンで使うのがおすすめです。

最近、我が家ではAmazonエコー(スピーカー)を愛用しており、「Alexa」に音楽やニュースをかけてもらっています。その「Alexa」に向かって、(いう必要もないのに)つい「Thank you!」といってしまったとき、Alexaから返ってきた返事が「Anytime!」でした。

このように、やり取りが繰り返して行われる場合にしっくりくる表現ともいえます。

Sure.

どちらかというとアメリカ英語でよく使われる返事のようです。

短くサクッと返答できるので、なんとなく「その場の雰囲気をさっさと終わらせたい」みたいな印象を受けます。

「Thank you」をさらっと受け止めて、次の段階に進みたいときには便利です。

That’s alright.

「大丈夫です」「感謝されるほどのことでもありません」と伝えたいときに使います。

相手の「Thank you」という気持ちをきちんと受け止めて、でも負担に思っている気持ちを和らげることができる、便利な返し方です。

That’s ok.

この表現も、「Thank you」を受け入れて、でもそれ以上の感謝は必要ないよ、という気持ちを伝えることができます。

Of course.

「Thank you」の返事に「Of course(もちろん」と返すのは、なんとなく変に思う人もいるかもしれません。

でもこれは、感謝されることが「もちろん」といっているのではなく、「あなたを助けるのはもちろん当然だから」と解釈しましょう。

「Thank you」といわれるほどの労力も費やしていません、という気持ちを伝えることができます。

(It was)My pleasure.

日本語にすると「喜んで!」という感じでしょうか。

「あなたを手助けするのは私にとって喜びです」という気持ちを伝えることができます。

何かお願い事を引き受けた場合の「Thank you」の返事として、とても気持ちよく聞こえる返し方です。

相手が感じているプレッシャーを「My pleasure」の一言で取り除くことができるのですから、便利ですよね。

ただし、頼まれて仕方なく(いやいや)引き受けたお願いことに対する「Thank you」には、無理して「My pleasure(喜んで)」という必要もないと思いますが。

Thank YOU. / Thank you too.

「Thank you」の返事に「Thank you」なの?と思われるかもしれませんが、実際の英会話ではそういうシーンも多いです。

「こちらこそ、ありがとう」といいたいときに使える便利な表現ですので、ぜひとも使ってみてくださいね。

「Thank YOU.」は、「YOU」を強調して話します。「No, thank you」と「No.」のあとに続けていうこともあります。

たとえば、ホームパーティーに招かれたとき、

Thank you for coming!
(来てくれてありがとう)

といわれたら、次のように返すことができます。

No, thank YOU for inviting us!
(いえいえ、招いてくれて、こちらこそありがとう!)

Don’t thank me, thank (sb).

これは特殊なケースですが、親しい人同士の会話ではこういうパターンもあります。

たとえば、預かり物のギフトを友人が持ってきてくれたとき、

A: Here is something from my sister.
(これ、僕の姉さんから)
B: Oh, thank you!
(わーい、ありがとう!)
A: Don’t thank me, thank her.
(ありがとうはいらないよ、彼女に感謝して)
B: Well, thank you for delivering it. And please thank her for me!
(じゃあ、持ってきてくれてありがとう。そして、お姉さんに私からのお礼を伝えてね!)

「Don’t thank me」は直接的な否定命令になるので、フォーマルなシーンでは使いにくいですが、カジュアルな場面においては、こういう返事を耳にすることもあります。

うまく対応できるようになっておくといいですね。

I’m always happy to help.

「いつでも喜んで手助けしますよ」という意味になります。

ビジネスシーンでもカジュアルな場面でも使える、気の利いた表現です。

発言者のやさしさが伝わる、とても素敵な返し方だと思います。こういうフレーズがさらっといえるようになると、人間関係がスムーズに運びそうですね。

先に紹介した「My plesure」に付け加えて使われることも多いです。

It was the least I can do. (I wish I could do more.)

「私にできることはそんなことぐらいですから」という意味になります。これも、相手のプレッシャーを一気に軽く効果を持つ、すばらしい表現です。

もっと助けてあげたいけれど、自分にはこれ以上できることがないという場合には、その後に続けて「I wish I could do more.(もっとできることがあればいいのですが)」ということもできます。ていねいで謙虚な印象を与えてくれます。

「相手の願いを叶えてあげたいけど完全にはサポートしきれていない」という場合にもしっくりくる返し方です。

You’d do the same.

直訳すると「あなたが私でも同じことをしたと思うよ」という意味になります。「お互い様でしょ」みたいな感じでしょうか。

親しい関係の人に対してであれば、こういう返答も素敵だと思います。

相手と自分との立場が同等であることを彷彿とさせる表現ですので、上下関係のある人にはちょっと使いにくくなります。

それでも、友情を確かめ合える、気の利いたフレーズなので、使いこなせるようになりたいものですね。

Don’t sweat it.

「sweat」は「汗をかく」という意味の動詞です。「Don’t sweat it.」は直訳すると「そのために汗をかかないで」となりますが、これは「Don’t worry」とほぼ同じ意味で使うことができるフレーズです。

「Thank you」の返事として使うことができますが、私自身は実際の会話で聞いたことがありません。

アメリカ英語で比較的よくつかわれるのかもしれませんね。英語のドラマや映画では出てくるかもしれないので、聞いたときに理解できる程度になっておけばよいでしょう。

De nada.

最後に変化球的な返事です。

「De nada.」はスペイン語で「なんでもないことです」という意味になり、「どういたしまして」としての機能をもちます。発音は「デ・ナダ」と読みます。

ちょっとふざけた雰囲気で「そんなのたいしたことじゃないよ」といいたいときに使ってみてはどうでしょうか。

相手が感じているプレッシャーも、あなたのユーモアで軽減されること間違いなしでしょう!遊び心いっぱいにいってみてくださいね。

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