「gout」は「痛風」を意味する単語ですが、発音が特殊です。
「gout」の綴りを見ると、「グート」とか「ゴート」などと読みたくなるかもしれません。でも、正しくは「ɡaʊt」で「ギャウト」あるいは「ガウト」と発音します。
私個人としては、「ぅぎゃー、いってー」という雰囲気がイメージされて覚えやすいと思うのですが^^、発音だけ聞いただけで正しい綴りを思い浮かべるのはちょっと難しいですね。
あまり英語っぽくないので、多分輸入された言葉だと思い、語源を調べてみました。
「gout(痛風)」の発音は「ɡaʊt」
「gout」の正しい発音は「ギャウト」あるいは「ガウト」みたいな感じになります。
「ギャー、痛ってー!」という痛さとショックが伝わりそうな発音です。
「ou」の発音は「アウ」で、この破裂音はフランス語っぽいな、と思いながら調べてみると、ラテン語、フランス語系の語源を持っていることがわかりました。
古フランス語の「gote」、さらにはラテン語で「a drop」を意味する「gutta」に由来する言葉だそうです。
「gout(痛風)」と「drop」の関連性
どうして、ラテン語で「a drop」を意味する言葉に由来するのかというと、昔は「体液が血液から関節にしみ出ることにより引き起こされる病気」だと信じられていたためだそうです。
そのため、「滴り」を意味する「drop」から派生したのだと説明されていました。
「gout(痛風)」を使った例文
「gout(痛風)」を使った例文を確認しておきましょう。
He has gout.
(彼は痛風持ちだ)
My toe hurts from gout.
(痛風で足の指が痛い)
I had an attack of the gout. / I had a gout attack.
(痛風の発作が起きた)
In Japanese, gout is called “痛風” which literally means a “painful wind”. It is used because it’s said to be very painful even when a little wind hits your toe.
(痛風は日本語では「痛風」と呼ばれ、文字通り「痛い風」を意味します。 足の指にちょっと風が当たるだけでもとても痛いということからそういうようです)
Gout is a disease that causes pain and swelling in the joints due to high levels of uric acid.
(痛風は、尿酸値が高いことが原因で、関節が痛んだり腫れたりする病気です)
発音と綴りをセットでしっかり記憶しておきたい
日本人の方の中には痛風持ちの人も少なくないと思うので、英会話でこの単語を使いたくなることもあるでしょう。
そんなとき、音だけを聞くとその綴りを連想するのはちょっと難しいかもしれませんね。
複雑なスペルではないので、綴り+発音のセットで覚えておきたい単語です。特に痛風持ちの方は、例文と合わせて、使いこなせるようになっておきましょう。