私自身はあまり心配性な方ではありません。どちらかというと、夫は心配性な方でしょう。多分それで、二人そろってバランスが取れているのだと思います。
ところで、心配性という表現、英語にもそれに相当する言い方があります。
特に夫は自分が心配性だと自覚しているので、ときどき夫婦の日常会話の中にも登場します。
今回は、「心配症」を表す英語表現を紹介してみたいと思います。
worrier
心配症を表す英単語に「worrier」があります。
「worry」は「心配する」という意味の動詞ですが、これに「人」を表す「er」がついて、「worrier」となります。
He is a worrier by nature.
(彼はもともと心配性なんだ)
She is a big worrier who cannot stop worrying about everything.
(彼女は何事も心配で止まらない大の心配性です)
worrywart
また、「心配性の人」という意味のアメリカ英語の俗語に「worrywart」という単語もあります。
a person who often worries, especially about things that are not important
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/worrywart
特に重要でないことについて、よく心配する人のこと
You don’t have to care too much about him. He is just a typical worrywart.
(彼のことをあまり気にする必要はないですよ。彼は典型的な心配性だ)
anxiety
心配症とは、重要でないことについてもあれこれ心配する人のことをいいますね。
そのような人を表現する際、「心配」「不安」という意味の単語「anxiety」を使っていうこともできます。
My son is always filled with anxiety.
息子はいつも不安でいっぱいです
His anxiety is a problem.
彼の心配症は問題です
be anxious
似たような表現ですが、形容詞形の「anxious」を使って表すこともできます。
She is always anxious about what she doesn’t have to feel anxious about.
彼女は、いつも不安を感じる必要のないことに不安を感じている
He always feels anxious about everything.
いつも何事も不安でいっぱいなのです
paranoid
「paranoid」は「妄想性」「被害妄想の」という意味を持つ形容詞ですので、ちょっと大げさに思うかもしれません。でも、英語の日常会話でもよく耳にします。
You sound a bit paranoid.
ちょっと妄想癖があるようですね
Did we lock the door? Are you sure we turned off the gas in the kitchen? – Don’t be paranoid. I am sure we did.
ドアに鍵はかけたか?キッチンのガスは切ったか?- 被害妄想もいい加減にしろ。確かにやったわ
panic
これはやや強い言葉になりますが、「panic」という動詞を使って表現するのもアリだと思います。
It’s painful to see that he panics about our money situation every month.
毎月のお金のことであたふたしている姿が痛々しい
Do not panic. Everything will be fine.
心配しないで。すべてうまくいくから
「心配症」に関する英語表現まとめ
今回は、「心配症」に関連した英語表現を紹介しました。
「心配症」に最もしっくりくる表現は「worrier」や「worrywart(主にアメリカ英語)」だと思います。
でもそれ以外にも、動詞や形容詞を使って表すことができます。
表現の幅を広げるためにも、いろいろな例文にふれて、バリエーションを増やしていきましょう。