「AはBです」という文をトルコ語で作ってみます。
トルコ語では、主語が一人称や二人称代名詞でない場合、そのまま単語を並べるだけで「AはBです」を述べることができます。
主語が一人称や二人称代名詞である場合は、述語の活用が必要となります。
今回は、トルコ語で「AはBです」といういい方をまとめてみました。
トルコ語で「AはBです」は単語を並べるだけ
トルコ語で「AはBです」といいたい場合、主語が一人称や二人称代名詞でない場合は、ABと単語を並べるだけで文章が完成します。
英語のようにbe動詞などは必要ありませんし、日本語のように「です」をつける必要もないのです。
Çilek küçük.
(いちごは小さい)
Fil çok büyük.
(ゾウはとても大きい)
Elvan mutlu.
(エルバンはうれしい)
O Türk.
(彼はトルコ人です)
一人称、二人称代名詞が主語の場合
主語が一人称や二人称の場合、述語に付属語をつけ、人称によって活用させます。
単語の最後の母音 | a、ı | o、u | e、i | ö、ü |
---|---|---|---|---|
ben(私) | -(y)ım | -(y)um | -(y)im | -(y)üm |
biz(私たち) | -(y)ız | -(y)uz | -(y)iz | -(y)üz |
sen(あなた) | -sın | -sun | -sin | -sün |
siz(あなたたち) | -sınız | -sunuz | -siniz | sünüz |
一人称(ben、biz)において、母音で終わる単語の場合、母音が連続しないように「y」を加えます。
よく使われる単語を使って活用してみます。
yaşlı:年老いている(old)
Ben yaşlıyım.(私は年老いている)
Biz yaşlıyız.(私たちは年老いている)
Sen yaşlısın.(あなたは年老いている)
Siz yaşlısınız.(あなたたちは年老いている)
mutlu:うれしい(happy)
Ben mutluyum.(私はうれしい)
Biz mutluyuz.(私たちはうれしい)
Sen mutlusun.(あなたはうれしい)
Siz mutlusunuz.(あなたたちはうれしい)
güzel:きれい(beautiful)
Ben güzelim.(私はきれいです)
Biz güzeliz.(私たちはきれいです)
Sen güzelsin.(あなたはきれいです)
Siz güzelsiniz.(あたなたちはきれいです)
küçük:小さい(small)
Ben küçüğüm.(私は小さい)
Biz küçüğüz.(私たちは小さい)
Sen küçüksün.(あなたは小さい)
Siz küçüksünüz.(あなたたちは小さい)
「küçük」のように子音「k」で終わる単語に母音が続く活用する場合、「k」が「ğ」に代わることがあります。
「B」が名詞でも付属語が活用する
ここまで「B」が形容詞の例を挙げてきました。
主語が一人称や二人称代名詞の場合、「B」が名詞でも同様に付属語が活用します。
kadın:女の人(woman)
Ben kadınım.(私は女です)
Biz kadınız.(私たちは女です)
Sen kadınsın.(あなたは女です)
Siz kadınsınız.(あなたたちは女です)
erkek:男の人(man)
Ben erkeğim.(私は男です)
Biz erkeğiz.(私たちは男です)
Sen erkeksin.(あなたは男です)
Siz erkeksiniz.(あなたたちは男です)
Japon:日本人、日本の
Ben Japon’um.(私は日本人です)
Biz Japon’uz.(私たちは日本人です)
Sen Japon’sun.(あなたは日本人です)
Siz Japon’sunuz.(あなたたちは日本人です)
固有名詞に付属語が付く場合、間に「’」を挿入します。
Türk:トルコ人、トルコの
Ben Türk’üm.(私はトルコ人です)
Biz Türk’üz(私たちはトルコ人です)
Sen Türk’sün.(あなたはトルコ人です)
Siz Türk’sünüz.(あなたたちはトルコ人です)
一人称、二人称代名詞以外は活用しない
トルコ語で「AはBです」という文の作り方を紹介しました。
一人称、二人称が主語の場合、付属語を活用させなくてはいけないので、少し面倒ですね。
でも、活用の形はそれほど複雑ではありません。
じっくり覚えて、使いこなしていきましょう。