トルコ語の動詞はどのように使えばいいのでしょうか。
基本の使い方として、トルコ語で「私はパンを食べる」「ワインを飲む」といういい方を紹介します。
トルコ語も人称代名詞によって動詞が変化します。まずは基本の動詞「食べる」「飲む」の活用変化から確認してみましょう。
トルコ語の人称代名詞
トルコ語には、一人称と二人称を表す人称代名詞があり、それぞれ、単数と複数形があります。
ただし、トルコ語には、「彼」「彼女」「彼ら」というような、三人称の人称代名詞はありません。そのため、指示詞である「O(単数)」あるいは「Onlar(複数)」を用います。
人称 | 単数 | 複数 |
---|---|---|
一人称 | ben(ベン)私 | biz(ビズ)私たち |
二人称 | sen(セン)あなた | siz(スィズ)あなたたち |
三人称 | o(オ)彼/彼女 | onlar(オンラル)彼ら/彼女ら |
トルコ語の動詞(述語)と目的語
トルコ語では、述語を文の最後に置きます。
つまり、目的語(この場合は「パン」や「ワイン」)が動詞の前に来るということになります。
日本語の語順と同じですね。
たとえば、トルコ語でパンは「ekmek」といいます。「食べる」という動詞は「yemek」という動詞の原形を活用させます。
「私はパンを食べる」は、
Ben ekmek yerim.
となります。英語のように「SVO」という語順にはなりません。
トルコ語で「パンを食べる」の動詞活用
トルコ語は人称代名詞によって述語が変化します。
「パンを食べる」を活用させてみましょう。
Ben ekmek yerim. 私はパンを食べる。
Biz ekmek yeriz. 私たちはパンを食べる。
Sen ekmek yersin. あなたはパンを食べる。
Siz ekmek yersiniz. あなたたちはパンを食べる。
O ekmek yer. 彼/彼女はパンを食べる。
Onlar ekmek yerler. 彼ら/彼女らはパンを食べる。
トルコ語で「ワインを飲む」の動詞活用
トルコ語で「飲む」という動詞は「içmek」、ワインは「şarap」です。
Ben şarap içerim. 私はワインを飲む。
Biz şarap içeriz. 私たちはワインを飲む。
Sen şarap içersin. あなたはワインを飲む。
Siz şarap içersiniz. あなたたちはワインを飲む。
O şarap içer. 彼/彼女はワインを飲む。
Onlar şarap içerler. 彼ら/彼女らはワインを飲む。