英語の学習を続けていると、「もうひとつ別の言語を学習してみたい」と思うかもしれません。そんな時、フランス語はいかがですか。英語に続く外国語としてフランス語おすすめしたい、いくつかの理由があります。
英語→フランス語の流れで考えることができる
まず第一に、言語の成り立ちが日本語と全く異なる外国語を学ぶのはとても大変な事です。
フランス語というと難しいイメージがありますが、実は英語がある程度身に付いていれば、文法でも単語でも「英語で言うところの◯◯」という考え方ができるので、英語からもうワンステップ複雑になった言語という流れで入りやすい言葉だと言えます。
また、アルファベットを使う言語なので、新しい文字を覚える必要もありません。
日本語に近いリズム・イントネーションで話すことができる
英語を学ぶ際、特にイントネーションの表現が日本人にとっては大げさに感じる事があったかもしれません。そしてアクセントをどこに置くのかがテスト問題になるほど重要でした。
フランス語の場合は基本的に決まったアクセントというものは無く、話し方に大げさな音程をつける必要も無いので、日本語を話すときと同じようなテンションで自然に話すことができます。
ロマンス系言語の入り口になる
言語には様々な体系があって、フランス語はラテン語を語源とするロマン系言語です。ロマンス系言語にはフランス語の他にスペイン語・ポルトガル語・イタリア語・ルーマニア語などがあります。
これらの言語は文法や語彙などにおいて兄弟のような関係ですので、フランス語をがんばって勉強すれば、他のロマンス系言語の習得がしやすくなって数カ国後をマスターする道が一気に広がると言えるでしょう。
実生活で役立つ馴染みのある言葉が多い
最近、お店やお菓子・料理などの名前にフランス語が使用されている事がとても多いので、学習する時に思った以上に親しみがあることに気付くと思います。
さまざまな場所でフランス語を目にする機会があるので、学習した事を実際に理解できるという達成感を得やすく、モチベーションが保ちやすい言語だと言えるでしょう。
使える場所が多い
世界における話者人口という事だけを見れば中国語が一番多く、ついで英語・ヒンディー語と続きますが、これは単純に中国やインドの人口が多いという理由に起因するものです。
話されている国や地方・組織でみると、39カ国で公用語として使われていて、その地域もヨーロッパ・アフリカ・ポリネシア・カリブと多岐に渡り、国連・OECD・WTOなど多くの国際機関の公用語としても使われています。プラスαの外国語として武器にするにはとても向いている言語ではないでしょうか。
発音や文法が難しい、というイメージのあるフランス語ですが、こうして考えて見ると想像以上に親しみやすく実用的な言語のように思えてきますね。
映画、食、ファッションなど、興味深い文化がたくさんあるのもフランス語を学ぶモチベーションにつながりますし、英語に比べて学習者が少ない点もアドバンテージになるでしょう。ぜひ楽しくフランス語をはじめてみてください。
執筆者:hanico(ペンネーム)
プロフィール:芸術・音楽・文化・食を愛し、英語を学びフランスに暮らした経験から、生きた外国語について楽しくお伝えしたいです。