ロシアはお隣の国ですが、日本人にとってのイメージはあまりよくないのか、ロシア語を学ぶ人も少数派のようですね。しかし、ロシアは美女が多いことでも有名です。「ロシア語で彼女と交流したい」と思っている日本人男性は、意外と多いのでは・・・? ロシアに留学経験のあるMarikochka(ペンネーム)さんに、ロシア人と今すぐ仲良くなるためのロシア語フレーズを紹介してもらいました。
ロシア語でロシア人と交流しよう!
日本人から見たロシア人のイメージは、「冷たい」「恐い」「酒飲み」と、あまりポジティブなイメージではないかもしれないですね。実際に私が留学や仕事で訪れた際も、最初の印象はそうでした。
でも、そんな彼らも一度仲良くなればとてもフレンドリーに、自分が知っている日本のことをたくさん話してくれたり、お客に招いてご馳走してくれたり、ダーチャ(ロシア人が休暇を過ごす郊外の別荘。ただし別荘といってもセレブが使うゴージャスなものではなく、小屋のような質素なものです^^)に招待してくれたりします。
ロシア人と仲良くなれば、ロシアのことをもっと深く知れるし、ロシアのことがきっと好きになります。
ということで、今日はロシア人と仲良くなるための必須フレーズを5つご紹介したいと思います。
1.さぁ一緒に飲みましょう!
Давайте выпьем вместе! (ダヴァイチェ ヴィーピエム ヴメースチェ)
「え、いきなり??」とびっくりされるかもしれませんが、ロシア人と仲良くなるための必須アイテムは「お酒」です。
ロシアといえばウォッカ!私が留学していたころも、学生寮に住む仲間が毎週のようにвечеринка ヴェチェリンカ(パーティー)を開いてロシア人やその他の国籍の学生と飲み明かしていました。
その際、初対面同士でもこのフレーズを使って乾杯すれば、あっと言う間に仲間(飲み仲間?!)になってしまうのです。
2.君って呼んでもいい?
Можем ли мы перейти на ты? (モージェム リ ミィ ピリイチー ナ ティ)
ロシア語にも敬語のような言い回しがあり、年齢が上の方や目上の方に使う言葉と、友達同士で使う言葉は異なります。
たとえば、目上の方に呼びかける際は”вы”を使いますが、友達に対しては”ты”を使います。
初対面の相手にも最初は”вы”を使いますが、(お酒のちからで)ある程度話が弾んできたら、このフレーズを言ってみましょう。距離がぐっと近くなり、相手もあなたに親近感を持ってくれます。
3.名前はなんていうの?
Как тебя зовут? (カク チビャー ザヴット)
敬語を使わない間柄になったら、すかさず相手の名前を聞いちゃいましょう。
ロシア人の名前は名前・父称・苗字で構成されていて、名前を聞いたらだいたいは名前・父称で返事が返ってきます。
たとえばあのプーチン大統領は Владимир Владимирович (ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ)と返事するでしょう。
ちなみに、ウラジーミル君ともっと親しくなると、”Вова”(ヴォーヴァ)と呼ぶことができます。テツヤ君のことを、”テツ〜”と呼ぶ感覚に近いかもしれませんね。
4.うちに遊びに来なよ。
Приходи к нам в гость. (プリハジー クナム ヴ ゴースチ)
ロシア人は友人を家に呼ぶのが大好きです。
今、私はロシア語を使った仕事をしている関係で、ロシア人のお客様によく電話をするのですが、「次はいつ休みなの?うちに来なさいよ」と言われることが多々あります。
少しは社交辞令が入っているのかもしれませんが、本当に親しくなると本当に家に招いてくれて、手作りのピロシキやジャムとお茶を出してくれます。
クリスマスだったりするとそれはもう豪華なご馳走で歓迎してくれます。そのような関係になるにはすこ〜し時間が必要ですが、まずは自分が相手を招待して、おもてなししましょう。
ロシア人は手作りが大好きですので、何か手料理をご馳走すると話も弾みます。
5.【番外編】とても綺麗な目(髪)をしていますね。
У вас красивые глаза(волосы). (ウ ヴァス クラシーヴィエ グラザー または ヴォーラシ)
ロシアといえば綺麗な女性が多いことでも有名です。
飲み会に参加したら、かなり高い確率でロシア美女と出会えることでしょう。そんな時はそっと相手に近づき、迷わずこのフレーズを!!
日本人男性からは「こんなキザなこと言えないよ〜」という声が聞こえそうですが、ロシアでは全くそんなことはなく、むしろ日常茶飯事に使われる女性の褒め言葉です。
ですから、「まぁ、お世辞ありがとう」と軽くかわされてしまうこともあるかもしれませんが、シャイな日本人男性が一生懸命言ってくれると嬉しいものだそうです。ぜひ是非トライしてみてくださいね!
「仲良くなりたい!」という気持ちが一番!
いかがでしたでしょうか?上の5つのフレーズを覚えておいて損はありません!でもどの言語でも、「相手と仲良くなりたい!」という気持ちを、どんな形でも一生懸命表現することが、相手と親しくなる上で大事かもしれませんね。
執筆者:Marikochka(ペンネーム)
子供の頃から外国に興味があり、海外への短期・長期の留学を経て、今では英語とロシア語を使ってお仕事をしています。今も”海外”というワードには過剰反応してしまいます(笑)