今日はロシア語を勉強していて、ロシアで生活してみて、「これってロシアあるあるだよね?!」と友達との会話でもよく話題に上がったことを書いてみたいと思います。私は仕事でもロシア語を使っているので、仕事編とプライベート編でお届けします!
ロシアあるある(仕事編)
お客さんの名前が長くて覚えられない
ロシア人の正式な名前は名前+父称+苗字で構成されていることは、別の記事でもお伝えしましたが、ビジネスにおいては相手の名前+父称+苗字をきちんと認識することが基本です。
ビジネスで名前を呼ぶ際は、Владимир Владимирович (ウラジーミル・ウラジーミロヴィッチさん)のように名前+父称を使うことが一般的ですが、〜氏を意味するгосподинの後には苗字が来ることが多いので、苗字も出来れば覚えておくべきなのです。
お客さんの名前がかぶっていて覚えられない
ロシア人が自分の子供に名前をつける際は、歴史上の人物の名前をつけたり、祖先の名前をつけたり、土地にちなんだ名前をつけたりと、割とワンパターンで、日本のようにユニークな名前をつけたがりません。なので、名前がかぶりまくります。
私の会社はだいたいが電話での商談なのですが、1つの商品に対して2−3人のマクシムさんから商談が入ったりして混乱します(笑)。今では慣れてしまいましたが、私の同僚のイーゴリが、お客さんのイーゴリさんに対して「もしもしイーゴリ?イーゴリだけど今話せる?」みたいな会話が普通に行われています。
ロシア人の同僚は必ずお弁当やおやつにフルーツを持参する
私が今まで見てきたロシア人の同僚は、必ずお弁当やおやつにフルーツを持ってきています。しかも、カットされたフルーツではなく、リンゴも皮付きをそのまま丸かじりします。バナナやぶどうもよく食べています。
日本人がお弁当箱の隅っこにちょこっと入れるレベルではなく、フルーツ専用のお弁当箱に入れてきます。それくらいビタミンの摂取に熱心なのだと思います。ロシアは冬が長く、ビタミン不足になることがその習慣の所以かなと思います。
ロシアあるある(プライベート編)
ローマ字をロシア語読みしてしまう
別の記事にも書きましたが、ロシア語のアルファベットは英語のローマ字と似て非なるものです。
例えば街中でよく見かけるPECTOPAHという単語は、ロシア語を知らない方は”ペクトパン!”と読んでしまうでしょう。これば実はレストランと読みます。この現象と逆の現象が、ロシア語を長く学習していると起こります。
つまり、英単語もロシア語読みしてしまうのです・・。例えば、英語のHappyは、ナルゥと読みなくなってしまったり、momと小文字で書いてある英単語も、トットと読んでしまったりします(ローマ小文字のmはロシア小文字のtにそっくりなのです!)。
「オイ!」と言われてびびってしまう
ロシアに来ると、人々がよく「オイ!」と言っているのを耳にすると思います。これは別に肩がぶつかってヤクザな方がからんでいるのではなく、可愛らしいおばあちゃんも、キレイなお姉さんも連発します。
これは「きゃっ」「あらら」といったようなニュアンスで、何かミスってしまったときや、やっちゃった!といった場面で使われる表現です。男性も使いますが、女性の方が多く使っている印象です。でも、やっぱり初めて聞いた頃は慣れなくて、いちいちびびっていました(笑)。
Мир тисем(ロシアの)世間は狭い!
ロシア語で”世間は狭い”という表現をМир тисемと言いますが、ロシア語を学習しているとロシア現地でも日本でも、世間は狭いなということを実感します。友達の友達が友達だった、なんてことはしょっちゅうですし、友達の友達が有名人だった、ということも良くあります。
ロシア語学習者が日本にあまりいないのか、私が就職した会社にたまたま同じ大学の1つ下の後輩が入社しましたし、私の大学の友人も入社試験を受けました。もちろん彼らは私がこの会社で働いていることは知りませんでしたし、私も後になって知りました。
つい最近も、会社にわざわざ大学のレポートのインタビューのために来てくれたロシア人の学生の方が、実は私の友達の知り合いでした。ロシアに留学していた頃も、突然見知らぬロシア人に「ターニャの友達でしょ?」と声をかけられたり。
面白かったのが、友達の友達が今ロシアで大活躍しているフィギュアスケーターだったり、バレエ界の著名人だったりと、友達つながりで珍しい経験も出来ました。ロシア語を勉強していると、人々の横の繋がりの強さを感じます。これもロシアの魅力の一つかもしれませんね。