トルコ語で「(場所)に~があります/います」という存在文を作ってみます。
デ格語尾を使い方がポイントになりますが、それさえ覚えてしまえば難しくはありません。
場所に何かがあるかどうかを示す文は、トルコ旅行でも便利です。
トルコ語の存在文が自由自在に作れるよう、練習してみましょう!
トルコ語の存在文「(場所)に~があります/います」の作り方
トルコ語で「(場所)に~があります/います」という場合、場所を表す名詞にデ格語尾をつける必要があります。
(場所を表す名詞+デ格語尾)+モノ+var/yok
存在する「ある」という場合は「var」を使い、存在しない「ない」という場合は「yor」を使います。
日本語のように、生き物や人については「いる」「いない」、モノについては「ある」「ない」という区別はありません。
トルコ語の「デ格語尾」
トルコ語には、日本語の「てにをは」に相当する表現があります。
今回は、デ格語尾というものを学びましょう。
単語の最後の母音 | a、ı、o、u | e、i、ö、ü |
---|---|---|
無声子音(ç,f,h,k,p,s,ş,t)で終わる単語 | -ta | -te |
上記以外の単語(母音、あるいは有声子音で終わる単語) | -da | -de |
*指示詞(単数)や名詞+限定語尾の組み合わせの場合、「n」を挿入します。
bu(これ)→ bunda(これに/ここで)
Deniz’in arabası(デニスの車)→ Deniz’in arabasında(デニスの車に/で)
その他、主な場所を表す名詞にデ格語尾をつけて活用させた語彙は、以下のページにまとめています。
トルコ語の存在文「(場所)に~があります/います」の例文
トルコ語の存在文「(場所)に~があります/います」を例文で確認しておきましょう。
Kumsalda bir kaplumbağa var.
(ビーチに亀がいます=There is a turtle at the beach.)
Banyoda bir tuvalet var.
(浴室にトイレがあります=There is a toilet in the bathroom.)
Bu hayvanat bahçesinde aslan yok.
(この動物園にはライオンはいません=There is no lion in this zoo.)
Otelde restoran yok.
(ホテルにレストランはありません=There is no restaurant in the hotel.)
Resepsiyonda su var.
(レセプションに水があります=There is water at the reception.)
Süpermarkette peynir var.
(スーパーにチーズがあります=There is cheese at the supermarket.)
指示詞のデ格変化
「(場所)に~があります/います」という場合の「場所」が指示詞である場合、指示詞にデ格語尾をつけた形を用います。
指示詞のデ格語尾は次のようになります。
bu → burada(ここに)
o → orada(そこに)
şu → şurada(そこに)
onlar → onlarda(それらのところに/彼ら・彼女らのところに)
指示詞を使ったトルコ語の存在文「(場所)に~があります/います」
トルコ語の存在文「(場所)に~があります/います」で、指示詞を使った例文を挙げておきます。
Burada bir postane var.
(ここに郵便局があります=Here is a post office.)
Orada bir süpermarket var.
(そこにスーパーがあります=There is a supermarket.)
Orada kim var?
(そこには誰がいますか=Who is there?)
Mutfak burada.
(キッチンはここです=The kitchen is here.)
トルコ語の存在文「(場所)に~があります/います」を使いこなそう!
トルコ語で、何かがある場所に存在している/いないといういい方は、何種類かの方法があります。
今回は、「(場所)に(もの/生き物)がある・いる」という表現方法を紹介しました。
トルコ旅行の際には便利な表現です。何度も練習して使いこなせるようになっておきましょう!