皆さんは、どのような、きっかけから、アラビア語を勉強しようと思われたのでしょうか。仕事で、旅行で、世界のメジャー言語の一つなので、あるいは昨今の情勢で気になる・・・など理由は色々だと思います。
世界で3番目に多くの国と地域で使用されている言語であり、国連の公用語でありながら、日本では今ひとつマイナーなアラビア語。最も難しい言語の一つと言われていたり、何やら物騒!?なイメージを持たれているかもしれないアラビア語。
今回は、そんなアラビア語をこれから学びたいという人におすすめなテキストをご紹介したいと思います。
これなら覚えられる! アラビア語単語帳
師岡カリーマ・エルサムニー
語学力は単語力! ということで、厳選された1400語が収録されています。単語の暗記だけではなく、例文が載っていたり、難関の動詞活用が例文にリンクしていたりと、自然に体系付けて学べるよう工夫されています。
また、CD が付属してあり、音声は、なんとあの師岡カリーマさんが担当されています。カリーマさんと言えば、NHK のテレビアラビア語講座で千一夜物語や詩の朗読をされていましたね。あの流れるようなアラビア語の美声に、すっかり虜になった方も多いのではないでしょうか。
そんなカリーマさんの美しいアラビア語を聴きながら手に取りたいテキストです。
読める書けるアラビア文字練習プリント
小学館
こちらも、NHKテレビアラビア語会話のアルモーメン・アブドーラ先生が作ったテキストです。小学生のひらがなドリルのようになっていて、厄介なアラビア語を、まずはなぞることから始められます。
文字を覚えるには、ひたすら書くことですよね。しかし、このような練習が出来るテキストは少ないように思います。アラビア語を全くのゼロから学ぶ人にオススメです。
アラビア語表現とことんトレーニング
白水社
こちらは、文字や発音を一通り学んだ方におすすめな文法テキストです。
例えば、「 土曜日と日曜日、どちらが都合がいいですか?」など日常の様々なシーンで使えそうな例文がいっぱいです。このようなフレーズを使い、文法をとことん学べるテキストです。
さらに、練習問題を繰り返し問くことで、文法の基本をモノに出来そうです。
旅の指さし会話帳シリーズ
39.エジプト/46. イラク/47. モロッコ
最後に、旅先でも便利な指差し会話帳のご紹介です。アラビア語圏からは、エジプト、イラク、モロッコが発売されています。
国によって異なる方言はもちろん、国によって違うアラブ料理や文化などがイラストで紹介されています。改めてアラブ地域の多種多様さを思い知らされるシリーズです。
アラブ人と実際に話す機会があれば、指を差しながら、血が通った勉強も出来る便利なテキストです。
基本のテキストでアラビア語の基礎固めから!
学習を進めるにあたり、躓くポイントが多いのがアラビア語の特徴ではないでしょうか。
ですので、学びたい!という熱意が冷めないうちに、以上のようなテキストで文字の読み書き、発音、基本の文法を学ぶことが出来るといいですね!