上下逆さ、裏返しという表現は英語でそれぞれ、Upside down, Inside outといいます。本来あるべき状態が逆さ、反対になっている状態をいいます。
なんとなく似ている表現に Vice versaがありますが、これとの使い分けで少し混乱するかもしれません。
また、Upside downじゃなくてdownside up(?)なんて、言ったりするのかな、という素朴な疑問もネイティブに訪ねてみました。
上下逆さは英語でUpside down
上と下が反対になっている状態を指して、Upside downといいます。単語を正しく覚えていなくても、聞くと「ああ」と納得できる単語ですよね。
日常会話で使うのはこんなシーンが思い浮かびます。
(床を掃除したいから、椅子を上下逆さにしてテーブルに上げてくれない?)
掃除が終わって、椅子を元に戻してほしい時には、こういいましょう。
(椅子を元の位置/状態に戻してくれる?)
上下逆になった状態から元に戻すのに、「rightside up」という言い方があるのですね。
Upside downという言い方があるなら、「downside up」という表現もあるのかな、と思いましたが、そういう言い方はないそうです。
例えば、こういうシーンでも使えますね。
(もうあんまりケチャップ入ってないから、逆さにして冷蔵庫にしまっといて)
Inside outの使い方
内側と外側が反対になっている状態は、Inside outといいます。
(ねえ、あなたのそのシャツ、裏返ってると思うんだけど)
Why didn’t you tell me before we left home?
(なんで家を出る前に言ってくれなかったの?)
これも「Inside out」が正しくて、「outside in」という言い方はしません。
Vice versaも反対という意味だけど?
「反対に」という意味の英語として、Vice versaという言い方もあります。日本語にするとちょっと硬い意味になりますが「逆も然り」という訳が一番しっくりくるような気がします。
例えば次のような例文。
(彼女は彼を信頼していないし、逆も然り)
お互いに信頼しあっていない状態を説明しています。
Vice versaはもともとラテン語で、英語ネイティブの日常会話では頻出する単語ではありません。どちらかというと、知的な会話に用いられるのかな?
Vice versaが使われるパターンとして、「and」「or」 もしくは「but not」の後に続いて使われることが多いです。
反対になる、逆になっている状態を表す英語表現
反対、逆さという英語表現について、まとめてみました。似たような表現は他にもたくさんありますが、またの機会に取り上げたいと思います。
とりあえず、「downside up」とか「outside in」という言い方は無い、ということで。