イギリス英語とアメリカ英語の違いについては、以前の記事でも紹介しました。今回は、イギリス滞在期間中に感じたイギリス英語の3つの特徴について、書いてみようと思います。
イギリス英語頻出形容詞「Lovely」の使い方
イギリス人と少し会話していると気が付くのが、この形容詞「Lovely」の多用です。とにかく、Lovelyを耳にしない日はないというくらい、これを使いまくるのがイギリス人!
日本人女性が使う「かわいい」と同じくらいかそれ以上の頻度で、この単語が使われています。
Lovelyは「かわいらしい、素敵な」という意味の形容詞ですが、その対象となるものの範囲は広く、庭、花、天気、ケーキ、動物、子供など、とにかくなんでも「Lovely」といっていればイギリス人風に聞こえるかも。
テレビを見ても、ラジオを聞いても、街で人々の会話に耳にしても、出てくる形容詞は
Lovely, lovely, gorgeous, lovely, fantastic, lovely, lovely, nicely…..
というくらいに頻出します(ただし、nicelyは副詞)。
私が住んでいるカナダでは、どちらかというとマイナーな形容詞なのでとても新鮮でした。毎日聞いていると、自然と自分でもLovelyを使っているので、使い方はそう難しくありません。
Lovely weather.
It will be lovely.
it’s so cute and lovely…..
などなど。
イギリス英語はHow are you?じゃなくAre you all right?
もう一つイギリスに来て「おや?」っと思ったのが、このフレーズ。
Are you alright?
「alright」は「大丈夫」という意味です。ですから、このフレーズだと「あなた、大丈夫?」と何か心配されているような気がしてしまいます。
ところが、イギリスでは(少なくとも私が滞在したイギリス南部では)、これが普段の挨拶として使われているようで、街で知り合いに会った時はいつも「Are you alright?」もしくは単に「Alright?」といってあいさつしていました。
これに返答するときは、
Yes, I am!
と返せばOK。
別に特別なことを心配しているだけでなく、単に「元気?」とか「やあ」というあいさつなので、気軽に答えておきましょう。
付加疑問文が使いこなせたらかなりイギリス英語的!
そして、3つ目の特徴として今回取り上げたいのが付加疑問文です。付加疑問文については、以前の記事にも紹介しているので、ここでは掘り下げて書きません。
でも、イギリス人はアメリカ人よりも、よほどこの付加疑問文を使います。英語学習者にとって、付加疑問文はやや使いにくい文法ですが、それだけに正しく使えるとちょっとかっこいいと思いますよ。
イギリスに行ったら使いたい3つのイギリス英語
こんなわけで、3つの特徴を取り上げてみました。これを踏まえて、イギリスで日常的に行われる会話の始まりはこんな感じ…
A: Hello, are you alright?
B: I’m alright. Are you?
A: I am alright, too! It’s a lovely day, isn’t it?
B: Yeah, it is………
実際には、イギリスではLovely weatherの日はあまり多くないようですが、私が滞在した時はお天気に恵まれていたようです。
みなさんもイギリスに行かれるときには、ぜひ、この3つ、使ってみてくださいね!