英語ネイティブがよく使う挨拶の一つに「What are you up to?」というフレーズがあります。このフレーズ、カナダに来るまで私はあまり聞いたことがなくて、最初は戸惑ってしまいました。
What are you up to?とはどういう意味なのか、どう答えればいいのか。さらに、その他に使える挨拶表現をまとめて紹介します。
What are you up to?の意味
街で知り合いや友人に会った時に、英語ネイティブがよく口にするフレーズです。出会いがしらに尋ねる挨拶としては、「How are you?」が最も一般的なフレーズですよね。中学英語の最初のあいさつシーンで出てくるのもこのHow are youです。
でも、実際に英語ネイティブと話していると、意外にもHow are you?と聞かれることは少なく、より親しい間であればあるほど、How are you?は使わない傾向にあると感じています。
その代わりよく耳にするのが「What are you up to?」です。といっても、最初のころは何を言っているのかわからなくて、
という感じにしか聞こえなかったものです(笑)。
でも、そこで「…?」と沈黙してしまうと、会話が続かないし相手も話の出鼻をくじかれてしまいますよね。
意味は、「どうしてる?元気?」という感じでしょうか。街で偶然会った友人に対して「何してんの?」と尋ねるような雰囲気です。
What are you up to?の答え方は?
ですので、答え方としては自分が今やっていることや、やっていたことを手短に話せばOKです。
I’m going to work/shopping. (仕事/買い物に行くところ)
また、電話でこういわれたときには、
などと返すのもアリ。
この表現は予定を聞く時にも使われることがあり、
(今夜、どうしてる?)
というふうに使うこともあります。
How are you?はあまり使わないの?
私なんかは、街で知り合いに会うと、やっぱり「How are you?」といってしまうんですが、英語ネイティブは意外とHow are you?を使わないんですね。
親しい友人相手だと、How are you?よりも、むしろ「How are you doing?」とか「Are you alright?(イギリス英語的)」をよく耳にします。
また、久しぶりに会った友人に対しては「How have you been (doing)?」と声をかけたりします。以前に会ってから少し時間がたっているので「どうしてたの?」というニュアンスになります。
How are youをよく使うシーン
反対にHow are you?を比較的よく使うシーンもあって、それは初めて会った人や電話した人への声掛けのときです。
例えばレストランに入るとき、レセプションで「Hello(いらっしゃいませ)」とか「Good evening, Madam」とか言われた時の返答として「Hi, how are you?」といったりします(社交辞令みたいなもの)。
また、クレジットカード会社などのカスタマーサービスに問い合わせの電話をかける時でも、「Hello, (会社名), (担当者名) speaking.」と出た相手に対して「Hi (担当者名), how are you?」と返答したりします。
こういうシーンでは「What are you up to?」は使いません。
What are you up to?と聞かれても慌てない
以上、What are you up to?の意味と返答の方法について紹介しました。これでもうこのフレーズで聞かれても、慌てず答えることができるのではないでしょうか。
What are you up to?は、別に使いこなせなくてもいいですが、聞き取れるようになっておくと、友人との会話がスムーズに始まると思いますよ。
日常会話フレーズの一つとして、丸ごと覚えてみてください。