英語の文章を書くのに、少し抵抗がある方が多いと思います。
でも、英語のネイティブでも、文章校正の苦手な人は大勢います。日本語を母国語とする日本人の私達だって、日本語を書くのは苦手、という人はいますよね。
とはいえ、英語でライティングとなると、困ってしまう人も多いでしょう。ビジネスで必要な時もあるかもしれません。
そんなときのために、どうしたら英語のライティングスキルを上げることができるかを考えてみました。
英語のライティングスキルを上げるために大切な3つのこと
英語のライティングスキルをアップさせるために、気を付けたおきたいことは、次の3つです。
- 文法は気にせず書いてみること
- 文章の起承転結を明確にすること
- 英語のライティング環境を整えること
この3つのポイントを押さえたら、あなたも英語ライティングに自信がもてると思います。
文法を気にせず、書いてみましょう
まずは、文法を気にせず、自分の書きたいように書いてみることです。文法ばかり気にすると、英語の文章がとても不自然なものになり、なかなか進みません。
まずは、ドラフト(下書き)を書いて、少なくとも3回は手直しをしましょう。
もし、英語を母国語とする方が近くにいる場合は、見てもらうのも良いと思います。最初は、特に短い文章で、端的に伝えることが大切です。
起承転結を明確にしましょう
文章を構成する時に一番大事なのは、読み手に分かりやすく書くことです。
下記のように、大きく4つに分けて文章を作ると、自分も何を書いたら良いのか明確になります。
- 導入では、これから書きたいことを読み手に伝えます。
- 本文では、一番伝えたい事に説得力を持たせる為、少なくとも3つの体験や例題を書き込みます。
- まとめでは、導入と本文で書いたことを関連づけて、まとめます。
- 結論では、まとめには書かない自分の意見を織り交ぜ、一番書きたかったことの意義を強調して終わります。
上記の4点を注意して書くことで、分かりやすく、説得力のある文書となります。ポイントは同じ単語を何回も1文章で使用しない事と、接続語を活用することです。
同じ単語を何度も使うと、重複した文章に感じます。その場合は、シソーラス(類義語辞典)を活用すると単語の幅ができます。
接続語は、文章をスムーズにつなげる為の必需品です。接続語の種類と使うタイミングを知ると、書く事が楽しくなると思います。
英語のライティング環境を整えましょう
日本語でもそうですが、読み言葉と書き言葉は少し違いますね。
ですから、英語の本を簡単なものから読み慣れていく事が、表現力のアップにもなります。最初は、既にストーリーが分かるものや、簡単な本を選ぶと良いと思います。
分からない単語も飛ばして読み進めると、次第に分かるようになります。但し、古典英語は現代の英語の表現と違うので、注意しましょう。
英語は、環境を作ってあげることが、一番の上達への近道だと思います。
そして、その環境を自分の興味のあることで取り巻くことが、英語の吸収力アップに繋がります。例えば、音楽が好きな方は、好きな曲の歌詞を英語で覚えようとすると頭にスッと入ってきます。その時は意味が分からなくても、自然に表現や単語を覚えていきます。
自分の興味のある所から、進めるのが良いライティング環境だと思います。
英語のライティングスキルは楽しんで伸ばしましょう
何事もそうかもしれませんが、自分に興味がないことや不得意分野はやる気が落ちます。でも、自分の出来ること、興味があることから始めると楽しくなります。
英語のライティングもそうです。簡単な文章から初めて、徐々に難しい表現を身に着ける事が楽しみに変わります。
現在は、SNSなどで世界の人と簡単に交流が出来るようになりました。ですから、海外の方と、英語でチャットしてみるのも勉強になると思います。相手からの返信で、新しい表現を学ぶ事が出来れば、次回からその表現を使う事ができるからです。
そうすると、英語を使う事が、楽しくなるのは間違いないでしょう。
まずは、自分の好きなことから始め、英語を楽しむ環境を作りましょう。苦手意識を打破し自信をつけましょう。そして、英語のライティングスキルを上げましょう。