一部の国や都市でロックダウンが段階的に解除されている中、新型コロナウイルスのワクチン開発が急務となっています。新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザなどその他の感染症でもよく使われる単語が「ワクチン」
今回は、「ワクチン」に関する英語表現を、実際の英語ニュースから例文を作成しながら紹介します。
ワクチンは英語で何という?
「ワクチン」は英語で「vaccine」と書きます。発音にやや注意が必要で、「ヴァクシーン」に近くなります。英語の音だけを聞くと「?」となってしまうかもしれませんね。
ワクチン接種をいう場合は、通常注射で行われますので「shot」という単語がよく使われます。「ワクチン接種」は「a vaccine shot」。「ワクチン接種を受ける」は「take a vaccine shot」あるいは「get a vaccine shot」がよく使われます。単に「get a vaccine」といっても通じます。
ちなみにインフルエンザのワクチン接種は「a flu shot」といういい方もできます。
(私は毎年インフルエンザの予防接種を受ける)
ワクチン予防接種に関する動詞Vaccinate
「ワクチンを注射する」「ワクチン接種をさせる」という他動詞で使えるのが「vaccinate」です。「ワクチンを与える」という他動詞なので、自分がワクチン接種を受ける場合は「to get vaccinated」といいます。
(ワクチン接種は、小児麻痺、破傷風、ジフテリア、髄膜炎、インフルエンザ、腸チフスなど、生命を脅かす病気を予防するための最も効率的な方法の一つである)
ワクチンに関連した英語表現
ワクチンと感染症
何の感染症に対するワクチンかをいう場合には、「against」がよく使われます。
(はしかの予防接種を受けたことがありますか?)
名詞「vaccine」を使う場合は、「病名+vaccine」でOKです。
接種回数に関する英語表現
ワクチンの中には複数回の接種が必要となるものもあります。通常は注射で行われますので、回数を述べる際には「injection」や「shot」「dose」がよく用いられます。
(日本脳炎のワクチンは何度接種する必要がありますか?)
(日本脳炎ワクチンを効果的にするためには2度の注射が必要である。二回目の接種は初回より28日後に行われるべきだが、年齢によっても異なる)
ワクチンの有効期間に関する英語表現
ワクチンは摂取してから効果的である期間がワクチンの種類によって異なります。ワクチン効果が有効である期間を話題にするときによく使われる英単語を例文で確認しておきましょう。
ワクチンを有効期間を話題にするときよく使われるのが、動詞「last」や形容詞「effective」です。
(ワクチンはどのくらい長く効果が続きますか?)
(インフルエンザ予防接種の効果はどのくらいの期間ですか?)
(ワクチンの効果は人によって個人差がある)
実際のワクチンの有効期間の説明となると、シンプルには説明しづらいようですね。ワクチンは何らかの感染症から人々を守るためのものですので、動詞「protect」もよく登場します。
(専門家によると、インフルエンザ予防接種は最初の3か月が最も効果的であるが、半年間は効き目が続く)
「効果が一生続く」ワクチンもあります。覚えておきたいのは「good for life」や「a lifetime」といった言い回しですね。
(ワクチンの中には生涯効果が持続するものもあるが、すべてではない)
(はしかの予防接種は2度受けることで、その効果は一生続くものと考えられている)
(子供のころ、MMRワクチンを適切に摂取しておけば、はしかへの効果は一生続くはずである)
ワクチン開発に関する英語表現
ワクチンの「開発」という意味では、通常「develope」が使われます。また開発と流通は異なります、ワクチンを「生産する」は動詞「produce」、「供給する」は動詞「distribute」もよく見かけます。
(ワクチンの開発は長く複雑な行程である。数十年かからない場合であっても、しばしば数年かかるものだ)
(たとえワクチンが開発されたとして、どのように生産され流通されるのか?)
(ワクチン開発には数年かかるものであり、少なくとも初期段階では生産能力が限られる。通常の生活に戻るための道のりはまだまだ長い)
新型コロナウイルスワクチンに関する英語表現
新型コロナウイルスワクチンに関する英語例文を、実際の英語ニュースをもとに紹介します。
(新型コロナウイルスウイルスが開発されるか、決定的な治療法が見つかるまで、完全に通常の生活が戻ってくることはあり得ない)
(社会的距離に関する規制は、新型コロナウイルスのワクチンが摂取可能になって初めて解除されるだろう)
(ある種のビジネスは新型コロナウイルスのワクチンの準備が整う前に段階的に許可されるが、ソーシャルディスタンスという感染対策法を解除することは経済が通常に戻るということではない。なぜなら、人々は以前のようにバーやレストランに戻ってくるわけではないからだ)
ワクチンに関する英語表現まとめ
ワクチンに関する英語表現を紹介しました。ワクチンを英語で何というかをまとめると、
- ワクチン:vaccine
- ワクチンを受けさせる/注射する:vaccinate
- ワクチン接種を受ける:take a vaccine shot、get a vaccine、get vaccinatedなど
新型コロナウイルス以外、インフルエンザなどその他の感染症に関する話題でも登場するのがワクチンです。ポイントは発音に気を付けること。この機会に、関連表現もあわせて覚えてしまいましょう!