4月に入り新社会人として、第一歩を踏み出した方も多いと思います。これからの仕事に役立つ勉強の一つとして挙げられるのは、英語力ですよね。
「うちの会社は英語を使う場面なんてそうはないから、英語は勉強しなくても大丈夫!」なんて思っているあなたも、東京オリンピックを2年後に控えてこれから英語を使う場面がたくさん出てくるかもしれませんし、英語ができることによってビジネスチャンスも幅が広がるかもしれません。
ビジネスシーンに対応するためにも、一つ持っておきたいのが英語辞典ですよね。辞書なら学生の頃のものがあるからいいやと思うかもしれませんが、中学、高校時代に使用していた辞書では調べたい言葉がのっていないかもしれませんよ。
そこで、今回は社会人の皆さんにおすすめな英語辞典について解説します。
学生のころとどう違う?英語辞典と語彙数の関係とは
中学校、高校時代に持っていた英語辞典は、いわゆる学校の勉強に添った形で作っています。中学校では教科書によく出てくる単語や英検3級程度に頻発する単語の解説が記載されているなど、中学生に使いやすい構成になっています。
英会話の基本は中学校に出てくる文法や単語なのですが、収録語彙数の平均は15000語と辞典としては、さほど多くはないのです。ビジネスの場での英会話は特に、敬語や日常会話でも中学レベルより高度な単語が必要になってくるケースもあります。中学校で使用していた辞書はあくまで、学校の勉強の補助教材なのです。
では、高校で使っていた英語辞典はどうでしょう?
収録語彙数は25000~30000語と中学の頃に比べると格段に多いですが、こちらも高校で勉強する文法や大学受験に良く出てくる英作文・英文読解といった時に役立つ語句を主に記載しています。
受験用の英作文や英文読解に使われている単語や文章は、読み書き主体のものが多く、話し言葉としてあまり用いられない語句も多くあります。
社会人になると、読み書きよりも、英会話力を求められるケースも多々あります。その上で、社会人には社会人に合った辞典を使うことが、英語を使いこなせるようになる近道なのです。
社会人におすすめな英語辞典の条件とは?
社会人の方が持つ英語辞典として、どんな辞典が適しているのかは英語を勉強するに際に何を重点的に勉強するのか、どんな目的で勉強するのか、そして今現在のスキルはどの位のレベルなのかによって変わってきます。
まず、英語初心者で学生時代の学習から勉強し直したいと思っている方に難しい語句がいっぱい入った辞典はとりあえず必要ないですし、英検やTOEICなどの検定を取りたい方にはそれに向いた英語辞典があります。
英作文や英会話を重点的に勉強したい方は英語辞典の他に和英辞典を充実される必要があります。このように、目的・スキルによって英語辞典を選ぶ条件が変わってくるのです。
また、ビジネス英会話を勉強するなら、敬語やビジネス独特の言い回しがあるので、それをきちんとカバーしてくれる辞典のほうが、使い勝手が良いです。
社会人におすすめな英語辞典はこれ!
大きな書店に行くとたくさんの種類の英語辞典が所せましと並んでいますが、その中でも社会人の方が使う英語辞典としておすすめしたい辞典を、目的別に紹介します。
学生時代の勉強から復習したい方には
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収録語彙数86000語と豊富で付録で和英辞典もついています。
語彙数もさることながらこの辞典がおすすめな点は単語の語源や成り立ちまで記載していて、覚えやすいという点です。学生の頃に勉強したけどすっかり忘れてしまった語句を振り返って勉強するのにはとても便利な辞典です。
また、文字も見やすくイラストなども入っているので、分厚い辞典を引くのに抵抗がある方でも、スムーズに調べられます。
ビジネス英会話をマスターしたいなら
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この辞典はビジネスに役立つ表現を詳しく解説してくれる和英辞典です。
一般的な英和辞典と比較すると語彙数は4600項目とさほど多くないように思いますが、内容は優れもので、例えばビジネスで良く使う「いろいろありまして」「お疲れ様です」などビジネスで日本人がよく使う表現などで英語に表現し直すことが難しい語彙や伝わりにくい表現を、しっかり解説してくれています。
英会話をする際に必要になってくるものは日本語を英語に置き換える翻訳力なので、英語辞典は和英で日本語の表現に近い英語の語句を探すほうが、より早く正確に会話力が身に付きます。
英語のメールや文章を書く技法を身に付けたいなら
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ビジネスのやり取りでメールを使う機会も多くなってきましたが、英文メールとなると、より一層難易度があがりますよね。その難しい英文メールを状況別に詳しく記載しています。また、収録されている文章のパターンはどれも短く適切な文章ばかりです。
自己紹介から商談、クレーム対応といったビジネスシーンにはよくあるパターンが用意されていてこれ1冊あれば英文レターやメールも怖くありません。
このように社会人向けの辞典は語彙を調べるための辞典だけではなく、それぞれの状況にあった表現を教えてくれる優れものの辞典が数多くあるのが特徴です。
英語はやっぱりマスターしたい!社会人向けの辞典選びのポイントとは?
英語辞典は学生時代に使っていた辞典と社会人向けの辞典には語彙数や目的によって大きく差があることがわかりました。そこで、社会人になって、英語を勉強する際に選ぶ辞典のポイントを振り返ってみます。
社会人向けの英語辞典を選ぶポイントは
- 語彙数が豊富
- 目的にあった表現が記載されている
- ビジネスシーンにおける特殊な表現が身に付けられる辞典
以上の点がポイントです。
社会人の方が英語を勉強する場合は、ビジネスなどより実践力を求められるケースが多いので、英語辞典の役割も言葉を調べるツールから、表現を教えてくれるツールへと、英語辞典に求める条件が変わってきます。
例えば、法律・経済・金融・貿易・医療など職業に合った専門用語を調べられる英語辞典もありますので、役立つ英語辞典を見つけて、東京オリンピックが始まる前に英語をマスターしてはいかがでしょう。