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広東語には「ありがとう」が二つある!違いと使い方

広東語には「ありがとう」という意味のフレーズがふたつあります。「多謝(ドーチェー)」と「唔該(ムゴーイ)」です。

広東語話者はこの二つの「ありがとう」をいつも使い分けています。

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二つの「ありがとう」使う場面が異なる

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photo credit: GDC 2011 Day 1 (2/28) via photopin (license)

広東語のテキストによると、人に何かしてもらったり、サービスを受けた時には「唔該(ムゴーイ)」と言います。

一方、「多謝(ドーチェー)」の方は人に金銭や物をもらって時に使います。

そう書くと「広東人はなんて現金なんだ」と思ってしまうかもしれません。確かに、サービスと金銭で「ありがとう」と使い分けるなんて、ちょっといやらしい感じもしますね。

人から気持ちをもらった時も「多謝(ドーチェー)」

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photo credit: Beijing / Peking 2014 via photopin (license)

「多謝(ドーチェー)」は、確かに人から何かもらった時にかえす「ありがとう」です。しかし、お金や物だけではありません。

例えば、コンサートなどで、聴衆から盛大な拍手をもらった時は歌手は「多謝(ドーチェー)」と言っています。

また、ファンに向かって「サポートしてくれてありがとう」という時も「多謝(ドーチェー)」ですし、銀行などが顧客に向かって「いつもありがとうございます」という時も「多謝(ドーチェー)」です。自分が病気の時、友人や同僚から「お大事に」と言われたら、この時も「多謝(ドーチェー)」と返します。

つまり、「多謝(ドーチェー)」はお金だけでなく、人から心遣いやサポートをもらった時にも使うのです。

「唔該(ムゴーイ)」は軽い「ありがとう」

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photo credit: Fruit Stall via photopin (license)

では、「唔該(ムゴーイ)」はどんな時に使うのか。

例えば、レストランでウエイターに料理を運んでもらったとき、ホテルのドアマンがドアを開けてくれた時など「唔該(ムゴーイ)」と言います。

本来は、彼らの仕事なので、わざわざ「ありがとう」という必要もないといえばないのですが、相手の労働に対して、ねぎらうという感じのニュアンスです。

また、道端で荷物を運んでもらうのを手伝ってもらったり、食事の時に自分から遠い醤油を手渡してもらったりしたときも「唔該(ムゴーイ)」です。

混んでいる電車で席を譲ってもらっても「唔該(ムゴーイ)」と言うのが普通だと思います。

何となく、私の解釈では誰かの持ち物(お金、もの、気持ちなど)をその人から直接受け取った時は、「多謝(ドーチェー)」なのかな、という気がします。

広東人は無意識にこの二つの「ありがとう」を使い分けているのです。感謝の仕方にも文化が色濃く反映されていますね。

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