ビジネスにおける自己紹介などで、「○○を担当しています」「○○の責任者です」といったりすること、ありますよね。
私自身はこういうフレーズを使う機会は少ないのですが、夫がとなりでいつもオンラインミーティングに参加しているとき、よくそういっているのを耳にします。
そのため、いつの間にか英語フレーズを覚えてしまいました。ラッキーですね♪
今回は、「○○を担当しています」「○○の責任者です」を英語で伝える表現を紹介します。
be responsible for
「~を担当しています」という英語表現でよく使われるのが、「be responsible for〜」です。
be responsible for sb/sth/doing sth:
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/responsible
to have control and authority over something or someone and the duty of taking care of it, him, or her
(何事かあるいは何者かに対して権限を持ち、制御したり世話をする義務を負うこと)
be responsible for ~で「~の責任者になる」という意味になります。
Who will be responsible for this project?
(このプロジェクトを誰が担当しますか?)
職務に対する責任を指すことができるので、自己紹介で自分の所属を説明するときによく使われます。
I’m responsible for online marketing in this company.
(私はこの会社でオンラインマーケティングを担当しています)
He is responsible for the project in Malaysia.
(彼はマレーシアにおけるプロジェクトの責任者です)
Manage
動詞「manage」にはいろいろな意味がありますが、人や事柄をコントロールする、担当管理するという意味も持っています。
to be responsible for controlling or organizing someone or something, especially a business or employees
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/manage
(特にビジネスや従業員などに対して、制御管理する責任を持つこと)
Mark manages our Production Division.
(マークは生産部門を担当しています)
His role at our company is to manage the Asian market.
(彼には、アジア市場を担当してもらいます)
be assigned to
「assign」は「割り当てる」という意味の動詞ですが、この受け身で「~という役割を割り当てられる」となり、「担当する」という意味がでてきます。
「be assigned to ~」で「役職・任務・所属などを担当する」「配属された」ことを表すことができます。
She has been assigned to the case in Japan.
(彼女は、日本でその事件を担当することになった。)
「assign」は「(人に仕事を)割り当てる」「配属する」という意味であり、異動や配置が行われた事柄を示すため、「このたび、○○に配属されました=○○の担当になりました」と過去形(あるいは過去完了形)で使われることが多いです。
異動後の自己紹介として、よく使われるフレーズです。
John was assigned to the Osaka office.
(ジョンは大阪支社に配属された)
以上のような使われ方をすることも多く、その場合「大阪支社の責任者」という意味は出てこなくなります。
「責任者として」という意味を出すためには、以下のように言う必要があるでしょう。
John was assigned to the Osaka office as a manager.
(ジョンは大阪支社の責任者として配属された)
have / take / be in charge of
名詞「charge」もいろいろな意味を持つ言葉ですが、その中に「世話をする」「責任を持つ」という意味があります。
responsibility for controlling or caring for something
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/charge
(何かに対して世話をする、コントロールする責任をもつこと)
「have charge of~」「take charge of ~」や「in charge of ~」という形で使います。
「responsible」と違い、「世話をする」「管理している」という意味があるので、取引先に対して担当者の説明をするときにも使えます。
He is in charge of your company.
(彼が御社を担当します)
They agreed that her ex-husband has charge of the children during the weekends.
(彼らは、週末、元夫が子供たちを世話する=担当することに合意した)
My supervisor asked me to take charge of the shop while he was on vacation.
(上司に、彼の休暇中、店を管理担当するようにいわれた)
状況とシーンによって使い分けたい「担当している」「責任者です」英語表現
「担当している」「責任者です」に関連する英語表現を紹介しました。
「be responsible for」と「be in charge of」はよく似ている表現ですが、「be responsible for」はどちらかというと「責任の所在」を表すのに対して、「be in charge of」には「世話をする」「面倒を見る」というニュアンスが出てくるところが異なります。
その場のシーンと文脈によって、使いこなせるようになるといいですね。