2020年の東京五輪に向けて、日本を訪れる外国人観光客は今後も増加すると予想されています。また、日本企業の英語公用語化ブームもますます加速されているようです。まさに、いつ突然英語の実践力が必要とされるかも分からない今、「この年から英語なんて・・・」と言っている場合ではありませんよ!
突然の英語力を試されて、焦った!
日本を訪れる外国人観光客は年々増加しています。そんな中、突然英語で話しかけられて焦ったり、ドギマギした人も多いのではないでしょうか。
自分の英会話力に自信がない人にとったアンケート調査では、80%以上の人が、実際の場面で英語が話せなくて困ったと答えています。どんな状況かという問いには次のような回答が。
「道を聞かれた時」46.5%。その次に多かったのは「接客業での商品・サービス説明」25.2%。「電車の乗り換え」18.0%、「お店の情報」で13.0%。
地方の観光地でも外国語を話す人材不足
今までは英語を話す外国人が多いのは都市圏のみという印象がありましたが、最近では地方でも外国人観光客の姿は多く、レストランやお土産店において英語に対応できるか否かは、即売上に関係してくるようです。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島「直島」をご存知でしょうか。もともとは小さな田舎の島でしたが、いまは、島内に現代アートを展示する美術館や古民家を改良しての展示場などを設置。国内外からの観光客を集めるのに大成功をおさめている島です。
その直島がある香川県でも、県民の英語をはじめとする外国語対応には頭を痛めているようです。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20150823000109
日本企業での社内英語公用語化
また、ホンダなどの日本企業においても社内の英語公用語化が着々と進行しているようです。
TOEIC受験と部署ごとの平均目標点数の設定に始まり、1年後には社内資格ごとの到達点数が設定された。
日報などの社内文書や資料もすべて英語で、会議も日本人同士であっても極力英語を使う。
「英語が必要になったのはこの半年、1年の間。世界の拠点に横串を刺した機能別組織に変わり、いまでは部門のトップはほぼ外国人で、その下のクラスも半数以上が外国人で占められている。役職者は海外の社員のマネジメントもする必要があり、英語ができないと昇進候補から外れてしまう」
日本も一気にグローバル化?
今まで、日本で英語を勉強する目的といえば、「海外旅行に行きたい」「海外で仕事がしたい」という人が多かったものです。しかし、これからは、日本にいても、英語が必須という人が増える見込みです。
日本に住み、日本で就職する際にも、試験英語ではなく、実践的な英語力が必要とされる時代です。英語が話せれ「グローバル化」かというとそうではありません。しかし、英語ができるということは、それだけ自分のチャンネルが増えるということです。
これから就職や転職を考えるなら、パソコン技術と同じくらい英語スキルが当たり前という風潮になりそうですね。「自分はもう年だから」とか「今さら英語をはじめるなんて・・・」と言っている場合ではありません。今すぐ、英語の勉強を始めましょう~