高校生になると中学で英語の基礎をしっかり身に着けて、英語が面白くなってきているのではないでしょうか。そろそろ英語の勉強法を少し変えてみたいかもしれませんね。
方法そのものは大きく変えることはないですが、ちょっと加えてみてほしいことを書いていきます。気になるものがあったら試してみてください。
文法の強化
中学の時と同じことをやれ、と繰り返してしまいますが。高校になると文法も基礎よりレベルの高いものを学ぶことになります。しっかり学習すれば難しい英文も難なく読めるようになりますので、やはり固めておいてほしいのです。
教科書だけではなく、有名な文法書のフォレストやロイヤル英文法などを購入して授業と併用するかたちで使っていきましょう。それと同時にGrammar in useという有名な文法書があります。
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「マーフィーのケンブリッジ英文法」というタイトルで翻訳版も出ているのですが、この基礎編をぜひ原語版(タイトル:Basic Grammar in use)でやってみてほしいと思います。
この本の構成は見開き2ページ1項目という作りで、左ページが文法の説明で右ページが問題になっています。もちろん解説も問題文もすべて英語で書かれていますから最初はしり込みするかもしれませんね。
だけど基礎編なら中学でやってきた内容ですし、なにより英語の解説で学ぶと日本語では気づかなかった微妙なニュアンスというのがわかってきます。1日1項目ずつ進むのが負担が少なくて良いと思います。
イギリス英語版とアメリカ英語版があるので、好みの方でいいでしょう。持っていない方の説明も軽くされてありますよ。
洋楽を聴く
中学の頃もビートルズやカーペンターズの曲を聴くことをおすすめされませんでしたか。表現が平易だし曲調もゆっくりしているので耳慣らしにちょうどいいですよね。でも高校生になったら、ワンランク上げて最新の曲を聴いて速さに慣れてみてはどうでしょう。
テイラー・スウィフトやエド・シーランなんかは速さはあるけれど使われている単語や表現は簡単なので歌詞を見ながら一緒に歌ってみてはいかがでしょう。
AlexandrosやONE OK ROCKのようなネイティブ発音で歌える日本人アーティストの全英語歌詞の曲を聴くのもいいですね。
ライティングに挑戦
英語学習は基本受け身がほとんどなのですが、そろそろこのへんでアウトプット練習もやっておきたいですね。英語は話せるようになりたいだけだから書くのは必要ない、とか思っていませんか。
でも実は話せるようになるために書くんです。いきなり英語で話そうとしても、言いたいことをすぐに頭の中で英語に変換してレスポンスするのは至難の業です。せいぜい短いフレーズや単語をつなげるだけで会話とは言えないものでしょう。
ライティングをやると、言いたいことを英語で表現する訓練になります。誰かがレスポンスを待っているわけではないので焦る必要もないですし、見直してみて、もっといい表現がある、と気づくこともできます。
でも何を書けばいいかわからないですよね。日記とかは日本語でも三日坊主なのに英語では1日坊主になりそうだし。そこで、英検準2級~準1級の二次試験問題集を利用してはどうですか。
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英検の二次は面接試験なのですが、イラストや四コマ漫画を英語で説明して、その後それについての質問をされるんです。なのでまず自分なりの英語でイラストの描写と質問の答えを紙に書いてみてください。
サックリと簡単な表現でいいです。書いているうちに直したくなったらどんどん直してください。辞書や文法書だって見て構いません。本番じゃないんだから。
こうすることで自分なりの英文が目に見える形でできてきます。クセや弱点なんかも出てきますね。完了形を使いこなしていないな、とか。英文を作ることに慣れてくると話す時も英文がサッと頭のなかで出来るようになります。
中学より少し先に行くためにすることを紹介してみました。学習の一助になってくれたら幸いです。どれも楽しみながらやってみてくださいね。