まだ新年度が始まったばかりかと思ったら、もう1か月が経とうとしていて月日が流れるのは早いですね。受験生にとっては、もうすでに本番を見越して勉強に本腰を入れる時期でしょうか。
大学受験の臨戦態勢としてやっておいてほしいことを挙げていきます。
長文読解の力を伸ばす
一番配点が高い長文問題を主眼に置きます。過去問を一つずつ丁寧に取り組んでいってください。まずは時間を計りながら一度解いてみること。選択肢から先に目を通します。
わからない単語が出てきても、前後の関係から推測して読み進めます。解き終わったら余白に①と書いて横にかかった時間を書いておいてください。
次はその長文を一文ずつ文法の構造を意識しながら読んでください。時間を計っているときは気持ちが焦って解釈を間違えていた部分が見えてきます。受動態の文だったのに能動態と勘違いしていた、などです。
途中の解釈を間違うとその後の文に影響がでます。本番でヘマをしないよう文法書と照らし合わせて、ときに解答の和訳も見ながらしっかり見直してください。
そしてわからなかった単語は自作の単語帳に書き写します。このとき意味の他に発音記号と品詞も書いておいてください。リスニングと文法で役立つからです。ちなみに意味は多くても書くのは2つまで。たくさん書いても覚えられないですからね。
一通りやったらまた時間を計って解いてください。そして②(時間)を①の隣に記入。少し早くなっていると思います。数日したらまた同じ問題をやってみてくださいね。
単語を暗記する
価格:1,080円 |
過去問の長文問題からだけでは、やはり全然足りません。推測して読むにしても限度がありますよね。市販の単語帳を使って入試必修単語を抑えておきましょう。
おすすめは速読英単語のシリーズです。長文から単語を抜粋して解説しているので、長文読解及び速読の訓練にもなっているからです。派生語や関連語も載っていますが、まずは必須の見出し語を覚えることに集中しましょう。
別売りのCDも購入して聴き込めば長文リスニングの練習にもなりますよ。
リスニングを強化する
リスニングは筆記とは別の試験扱いになっています。だからこそしっかりやっておきましょう。こちらも過去問や速読英単語を素材として使っていいですね。
リスニングは聞こえてきた文に影のようについていって音読するシャドーイングや、書きとっていくディクテーションが効果的です。
でもまだハードルが高いと感じるなら、まずは短い英文を使ってテキストを見ながら音声と一緒に声を出すオーバーラッピングから始めると良いと思います。ただ読むだけではなく、意味も理解しながらやってください。
まずテキストなしで聴いてから始めるのがいいでしょう。聞き取れなかった部分を特に意識しながら読んでみてくださいね。実は簡単な単語だったかもしれないですよ。英語の発音やイントネーションは何度も聞いて読んで記憶してください。
英語力の先にあるもの
大学に行って何をしたいですか。留学やホームステイなど異文化交流を活発に行うのもいいですね。自分の興味ある分野を極めたいという人も、海外の大学で同じ研究をしている教授に招かれるかもしれません。
英語は試験のためだけに勉強する、英語とは無縁の学部にいく、という人もいつ英語が必要になるかわかりません。大学に入った後も自主的に勉強を続けて世界に羽ばたいてほしいと思っています。頑張ってくださいね。