この前散歩をしていたら、栗の木がありまして、足もとにたくさんのいがぐりが落ちていました。そういえば栗のとげとげって、英語でなんていうんだっけ?
・・・というわけで、バラやサボテンなど、植物の棘を英語で表現するときに役立つ表現を調べてみました。単語の意味はCambridge Dictionaryを参照しています。
thorn
a small, sharp pointed growth on the stem of a plant
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/thorn
植物の茎にある小さくて尖った成長物
おそらく「棘」で調べるとかなりの確率で一番に出てくる単語ではないでしょうか。どちらかというと、大きめな棘のことを指します。バラの棘を表現するのによく使われます。
植物の茎にある棘のことをいうので、いがぐりの棘にはふさわしくなさそうです。
When you deadhead rose flowers, please be careful with the thorns.
(バラの花がらを取るときには、棘に注意してね)
prickle
one of several thin, sharp points that stick out of a plant or animal
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/prickle
植物や動物から突き出ているいくつかの細くて鋭い先端
thornよりもやや小さい棘によく使われる言葉です。
いがぐりの棘もこれでイケそうですね。
The chestnut pods are covered by lots of prickles that point out in all directions.
(栗の殻は四方八方に向かって棘がたくさんついている)
ハリネズミのハリもこの単語を使って表現できます。
カナダの我が家では、ときどき庭に「porcupine(ヤマアラシ)」がでます。身体中とげとげのハリで覆われている動物です。
Why do porcupines have so many prickles?
(なぜヤマアラシにはたくさんのトゲがあるの?)
ということもできますね。
「チクチクする」触感を表すのには「prickly」という形容詞もあります。
Why are the chestnuts so prickly?
(なぜ栗はあんなにトゲトゲしいの?)
splinter
a small, sharp, broken piece of wood, glass, plastic, or similar material
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/splinter
木、ガラス、プラスチックなどの小さくて鋭い、壊れた破片
木などの破片としての棘が指に刺さってしまった場合、これは「splinter」を使うことが多いです。
I got a splinter in my finger.
(指に破片が刺さっちゃったよ)
spike
a narrow, thin shape with a sharp point at one end, or something, especially a piece of metal, with this shape
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/spike
一端が鋭く尖った細長い形状、またはこのような形状を持つ何か(特に金属片)
靴裏にスパイクがついているシューズがありますね。あの「スパイク」は「spike」で、先端がとがったとげとげを表します。主に金属片に使うとありますが、植物や動物の棘、チクチクを表現するときにも使います。
かなりシャープなイメージがあります。
They put the wire with spikes around their house to avoid thieves from coming over the fence.
泥棒が来ないように、家の周りにトゲ付きのワイヤーを設置した)
形容詞は「spikey」で「トゲトゲの」という意味で使えます。
This fruit is spikey.
(このフルーツ、トゲトゲする)
植物(一部動物)の棘として使える表現を集めてみました。「棘」一つをとってもいろいろな単語があるのですね。
自然の中を散歩したり、ガーデニングのおいての英語表現として使ってみてください。