英語を独学する際、あなたはまず何からはじめますか?
学校であれば教科書の1ページから始めますが、授業と同じように勉強すれば英語を習得できるわけではありません。学校でも教科書の他に予習復習や、別のテキストやドリルを勉強するように、独学する際も勉強方法の選択肢は多彩にあります。
その中から自分でできる方法を見つけるのは時間がかかりますよね。そこで、英語を独学するには何からすればいいか、その手順や勉強方法について解説します。
英語に欠かせないのはこの力!まずはそこから始めよう
日本では小、中学校で単語や文法など必要最低限の部分は授業で勉強することができます。しかし、実際に会話ができるようになるには、日本の読み書き型の学習では不十分です。
日本で教える英語は文章として書き読む、読解英語でありいわゆる書き言葉なのです。話し言葉の勉強をしないと、どんなに時間をかけても、英語は話せません。また、相手が話していることが理解できなければ、いくら単語や熟語、文法を理解できていても的外れな答えしか返せませんよね。
英語を習得するために欠かせないのが、言葉を聞いて理解する力、すなわちヒアリング力です。
授業でもCDを聞いたり、DVDを見たりとヒアリング学習はすると思いますが、読み書き練習に比べるとヒアリングに充てる時間はごく僅かです。私達は日常的に会話をすることで自然と日本語を聞き、意味を覚え話ができるようになりますが、それは英語も同じなのです。独学するならまずは聞く力をつけるところから始めましょう。
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聞く力はこれで一気に身に付く!独学でも聞く力がつく勉強法
ヒアリング力をつけるには、単純な文章を読み上げるCDや受験英語の長文読解のような教材では聞く力はなかなか身に付きません。
何故なら、会話の背景やシチュエーションが見えてこないからです。一方通行な言葉を聞いても、発音や文法は覚えられるかもしれないですが、会話する際に記憶の引き出しには残りません。
特に独学の場合、聞く・話すなどの動作はDVDやCDなど見て聞くものでしか補えず経験することが難しいため、体感することで記憶させるのが一番効果的です。例えば洋画や海外ドラマを見ることは、ネイティブの発音や会話に触れることができるとても良い勉強法です。
実際の会話を見て聞くことで文法や意味も勉強できますし、何より楽しんで自然に勉強できますよね。
自分が好きな映画やドラマをチョイスすれば会話に興味も湧いてきますし集中して英語を聞こうと思いますよね。独学をする上で勉強を継続できるかは重要なポイントです。楽しければモチベーションも保てて勉強する意欲もわきますね
基礎はやっぱり大事、おさらいしたい英語の基礎とは
聞く力の他にもう一つ大切なのは、やはり基礎文法なのです。会話をする際には感覚的に話をすることが多いと思います。
しかし文章の作りがわかっていないと言いたいことは伝わりません。
日本の学校で教わる英語は読み書き英語ではありますが、文法的な構成は書き言葉も会話も大きな差はありません。実際に会話をする時に読み書き言葉は使いませんが基礎文法は身に付けていないと文章そのものが作れないのです。
その点では中学校の教科書で習う文法は最もシンプルで実用的です。5W1Hや主語・動詞・形容詞・名詞など文章の順序は話すために必要な知識です。
たとえば、「いらっしゃいませ」を英語に置き換えると「May I help you?」ですが、これは中学校で習う語句です。しかし実際お店などのビシネス英語でもこの言葉は使われています。
このように日常会話で使われる文法や文章はシンプルで基礎文法を用いたものが多いのです。独学で英語を勉強するなら中学校で習う文法をおさらいすると、英会話にも活用できます。
会話で使える文法は複雑な勉強法はむしろ必要ないのです。中学校の教科書やテキスト参考書を使って基礎文法を繰り返し勉強することで、とっさの時にも文章が頭に思い浮かぶようになります。この勉強法なら独学でも、手軽に始められますよね。
言葉の引き出しは多いほうがいい!語彙力をつける勉強法とは
英語を勉強する上でどうしても覚えなければいけないものが単語です。独学する際に単語ばかりをせっせと勉強することは時間がもったいないですが、とは言え単語がわからないと英語は話せないですよね。
同じ意味でも例えば「see」と「look」、「hear」と「listen」のように使い道が異なる単語は多々ありますし、単語を知っていると語彙力が広がります。
単語の勉強法としてオススメなのが、書いて覚える方法と聞いて覚える方法です。単語帳のように一回書いて見る勉強法は覚えるのに時間がかかります。独学で最も記憶できる方法は繰りかえし書くことと、映画や音楽のように音で聴くことです。
社会の年号など暗記をする際に歌にのせて覚えるという勉強法をよく見かけませんか?どうしてそのように勉強するのかというと言葉を音にすると記憶に残りやすいからです。単語も同じで音楽を聴いて単語を拾って意味やスペルを調べると暗記がスムーズにできます。
書く、聞くなどの動作的な勉強方法のほうが、独学で英語を勉強する際は効果的なのです。
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独学で英語をマスターするために今すぐ始めたい勉強法
独学での英語勉強法、参考になりましたでしょうか? 独学で英語を習得するために始めたい勉強法を3つまとめてみると、
- 映画や音楽を聴いて会話を体感して勉強する
- 基礎文法を勉強する
- 単語を繰り返し書きだす、聞いて勉強する
以上が英語を独学で勉強する時にまず始めたい勉強法です。
独学で英語を勉強するには複雑なことから始めると長続きしません。
また、日常会話で使われる英語は意外とシンプルかつ基礎的な文章が多いので、そこをまずきちんと勉強すれば、独学でも英語が話せるレベルになります。独学で英語を勉強する際に、何から始めたらいいのか迷った時にはまず3つの方法を試してみてはいかがでしょう。