きっかけはカナダでの確定申告。勘定項目の英日対訳を見ていたらSalary CostとWage Costとがあり、SalaryとWageの違いが気になり始めた私。
さっそく調べてみました!
SalaryとWagesの違い
給料と言う意味でよく使う英単語というと、Salaryですよね。
日本語でも会社員のことをサラリーマンといいます。ちなみにこのサラリーマンは和製英語なのでネイティブには通じないはず…、なんですが、実は、日本語の「サラリーマン」は意外と通じます!
英語のネイティブでも、サラリーマンという言い方を知っている人は意外と多く、和製英語でもなんとなく気を利かして理解してくれるようです。
それで、SalaryとWagesとは何が違うのか、という話ですが。
Wage(s)は、主に一週間ごとに支払われる「賃金」のことを指しています。計算方法は基本的に時間当たりで計算されます。それに対してSalaryは一年を単位として決められる給料と定義されるようです。
WageそれともWages?
今回いろいろ調べてみると、英文によって単数形Wageで表記される場合とWagesと複数形で書かれている場合とがありました。
たとえば
She complaint about her wages.
この2つの文って、何かニュアンスが違うのでしょうか?
WageとWagesの違いは何なのか、気になるところですが、ネイティブに聞くとあまり大きな違いはないと答える人の方が多かったです。上の2つの文でいえば、どちらも正解ということになります。
厳密にいうと、単数形のWageは「Wage rate」のことを指し、賃金率、つまり時給に不満があるという意味、複数形にするとその週に受け取った賃金合計に不満があるという意味になり、もしかしたら単にその週の労働時間が少なかったからかもしれない、という意見もありました。
Salaryは複数形で使うことってある?
Wageには単数形と複数形の使い方があり、基本的にどちらでもあまり違いがないということでした。では、Salaryはどうでしょうか?
Salaryを複数形で使うこともあります。例えば会社や組織を主語として、
彼らのところ(会社/組織)は、今のところ、いい給料を出している。
というふうに使うことができます。
Salaryといっても毎月1回支払いとは限らない!
以上、SalaryとWage(s)の違いについてでした。日本的に言うと、Salaryは正社員のお給料(もしくは年俸)、Wage(s)は時間給で支払われる賃金ということになるようです。
ちなみに、日本ではSalary(給料)は毎月支払われるものですが、海外では給料支払日が毎月2回ある会社もあります。つまり、2週間に1回給料日があるんですね。月給を2回に分けて支払われるだけなので、ひと月の収入は同じなんですが…。
香港でもそういう習慣が以前はありましたし(今は不明)、私が今住んでいるカナダ(モントリオール)でもそういう会社は多いようです。
毎月2回給料日があるというのはうれしいですが、会計課はたいへんだろうなぁ…、なんて余計なことを考えてしまいますね。