子供が英語学習を始める時期が、どんどん早まってきています。親世世代だと多くの人が中学校から英語学習をしていましたね。最近では、小学校入学前から英語塾に通っている子供が少なくありません。
そのような時代であれば、子供には楽しく英語を学んで欲しいものです。では、親がどのような対応をすれば、子供が英語学習に抵抗を感じずにいられるのでしょうか?
今回は10個の対策をご紹介します。
1.目に英語を慣らす!ポスター作戦
見慣れない文字を見ると、目がチカチカしてしまいます。そこで、自宅のリビングやトイレに英語のポスターを貼ってみてはいかがでしょうか?
最近ではかわいらしいデザインで作られた英語のポスターが、100円ショップなどで販売されています。毎日英語の文字を見ていれば、いざ教科書で英語の文字を見ても抵抗感が生まれないはずです。初めて目にする英語の文字が教科書だと、抵抗感が生まれやすいので要注意です。
2.耳に英語を慣らす!英語のラジオ
英語を学ぶうえで重要となるのが会話ですね。とはいえ、日本で英語の会話を聞く機会はほとんどありません。
そこでオススメしたいのが英語のラジオです!
リビングで何気なくかけておくだけで、自然に耳が慣れていきますよ。
3.洋楽から始める英会話
車で移動する時などに、BGMとして洋楽をかけてみましょう。リビングで過ごす時に流すのも良いですね。その時、曲の数は5~10曲くらいは必要です。何故なら、子供にお気に入りの1曲を選んでもらうためです。
お気に入りの曲が見つかれば、自然にその曲の歌詞が気になるようになりますね。ひとつでも好きな英語の歌があれば、自然に英語への興味が生まれます。子供が自分で辞書を使える年齢であれば、言葉の意味を調べる作業がきっと楽しめますよ。
4.あえて英語で見る!海外アニメ
映画のランキングを見ると、ほぼ毎週のように海外アニメが入っていますね。アニメであれば、小学校入学前の子供でも抵抗なく英語に触れることが出来るでしょう。理解しやすいゆえに、日本語吹き替え版を選ぶ人が多いはずです。
でもそこは字幕付きを選んで耳に英語が入るようにして下さい。そして、覚えやすそうなセリフや、面白かったセリフを親が真似てみると良いですよ。子供も喜んで真似てくれたら、楽しく英語を習得することが出来ますね。
5.英単語のクイズを日常的に行う!
親子で日常的に英単語のクイズをしましょう!
子供は褒められることがとても好きですね。例えば食事の時に「人参は英語でなんて言う?」とか、「お皿は英語でなんて言う?」という感じで子供に問題を出すのです。
子供が正解を答えられたら、たくさん褒めてあげましょう。そして、子供から親に問題を出してもらっても良いですね。
6.英語についてネガティブな発言をしない
親として気を付けたいことは、英語学習についてネガティブな発言をしないことです。たとえば、「お父さんは英語ができないからいい会社に就職できなかった」とか「英語ができないと就職できない」「英語ができればいいってもんじゃない」という発言もNGです。
こういう、ネガティブな発言は、子供が英語学習に感じるはずの興味を損なってしまいます。
特に子供さんが、英語を学ぶことを楽しいと感じているならなおさら、その気持ちを冷ましてしまうような発言はしないようにしたいですね。
7.英語の勉強を強制しない
親としてはせっかく英会話スクールに通わせているんだからもっと勉強してほしい、と感じているかもしれません。しかし、だからといって英語学習を強制するのはおすすめできません。
子供は強制すればするほど、プレッシャーや嫌悪感を感じてしまいます。ですので、小学校や中学校で本格的な英語授業が始まる前にすでに「英語嫌い」になってしまうかもしれません。
「高い月謝を払っているのに…」と内心ではイライラしているかもしれませんが、そこはぐっと我慢です。
8.壁に世界地図を貼ってみる
英語がかかれたポスターを貼ったり、英語のラジオやアニメをかけっぱなしにしておく、などの直接的な方法のほかに、外国への興味を持ってもらうという方法もあります。世界地図を壁に貼っておくと、自然と外国について興味がわいてくるものです。外国や外国人に興味をもってくれたら、そのコミュニケーションとして英語を学びたいと思ってくれるかもしれません。
どうせ世界地図を貼るなら、できれば英語で書かれたものがよいでしょう。また、外国の美しい景色の写真やポスターなどもおすすめです。
9.いっしょに英会話を学んでみる
ついでに親もいっしょに英会話スクールに通ってみるというのも、一つの方法です。子供は親の真似をしたがりますので、親が学んでいると自分もやってみたいと思うでしょう。また、親子でレッスンを取るならオンライン英会話スクールもおすすめです。
家事や仕事の合間にレッスン予約を取ることができますし、レッスンが終わった後に子供さんといっしょに会話練習もできますよね。親も英語を習っていることで、普通なら恥ずかしがって英語を話したがらないお子さんも、積極的に練習台になってくれるかもしれませんよ。
10.ホストファミリーになって外国人と交流する
これはかなり限られた条件の家庭になりますが、ホストファミリーとして外国人にホームステイの場所を提供するという方法もあります。こうなると、外国人が家にいるわけですから、子供だっていやでも英語に興味を持つでしょう。
もちろん、その前に親御さんも英語を勉強する必要があるかもしれませんが。
子供が英語嫌いにならないようにする10の方法
英語嫌いにならないための10つの方法を紹介しました。
これらの方法を、子供ももちろん、大人も一緒に楽しめたら理想的ですね。英語への抵抗が無くなるほか、コミュニケーションが増えるきっかけにもなるはずです。
まずはできることから試してみてください。そして、子供さんが少しでも英語に興味を持ってくれたら、それをどんどん伸ばしてあげてくださいね。