私は数年前から英語でライティングをやっていまして、実は英語の電子書籍も出版しています。
英文はすべてイギリス人夫に校正してもらっているんですが、今回、たまたま私が出版した英語書籍の販売ページを夫が初めて見るということがありました。英語で詠む俳句に関する英語書籍なんですが、タイトルが
「Haiku & Tanka Practise」
だったんですね。
それを見た夫曰く、「Practiseはsじゃなくてcじゃないかな?」と。
「えー!今さら・・・?」
と心の中では思ったものの、実際タイトルまではチェックしてもらっていなかったのです(まさかそういう間違いが起こるとは予測していなかった)。
「cだと思うんだけど・・・」と、彼も100%自信があるわけではないようで、さっそくGoogle検索。さらには、言語教諭である兄にSMSで質問するに至ったわけです。
結論としては、
- practiseは動詞で「練習する」
- practiceは名詞で「練習、実習、演習」
この使い分けは主にイギリス英語で行われており、アメリカ英語では一般的に「practice」が動詞、名詞の両方として使われます。
要するに、どう考えても私の本のタイトルは「practice」の方がよいということ。
「Practise」と「Practice」の問題は、イギリス英語とアメリカ英語で認識が違いますが、同じような使い分けが必要な単語に「advice」と「advise」があります。これについては、イギリス英語もアメリカ英語も等しく、
- adviseは動詞で「助言する、アドバイスする」
- adviceは名詞で「助言、忠告、アドバイス」
品詞の使い分けでは合意されているようです。
―――そういえば、受験英語でこんな使い分けやったなーと思いながら、自分の英語書籍タイトルを変更したのでした。
ちなみに、販売ページは以下のリンクからご覧いただけます。
>Haiku & Tanka Practice: Insights of a Japanese poet
約2年前に出版した本で英文も稚拙ですが、「下手やなー」と思えるということは、この2年間で私の英語ライティングスキルが少しは上達したということなのでしょう。
実は現在、もう一冊英語本を出版準備中で、推敲作業の真っ最中です。これも、元原稿は2019年ごろに書いたものなので、自分でも冷や汗が出るくらい「下手」(笑)。
なんとか、「読める水準」まで持っていこうとがんばってます。
ついでに書いておくと、上記の本はKindle Unlimited(読み放題)書籍としても登録しているので、もしこれをサブスクしている方は、興味があればちらっとのぞいてみてください(次の書籍も読み放題に登録する予定)。