私のようにパートナーが英語ネイティブの場合、日常的に英語で会話する機会が多く、ともすると「英語話せるようになってる!」と勘違いしがちです。
同一人物とばかり英語で会話していると、どうしても語彙や表現が偏ってきますし、相手のネイティブも私(英語学習者)に分かりやすいような表現を選んで会話するので、自分の英語力を高く見積もってしまいがちになるんです。
そしていざパートナー以外の英語ネイティブと会話をする機会となると、「あれ?私の英語って、思ってたほど通じないな」と感じることになります。
「コンフォートゾーン(Comfort zone)」とは
自分が気持ちよくいられる状態のことを「コンフォートゾーン(Comfort zone)」といいます。
パートナーなど、限られた英語ネイティブとだけ会話をしている状態はまさにこの「コンフォートゾーン」です。
「コンフォートゾーン」にいる限り、自分の英語力のなさに落ち込むことはありません。でも、なかなか抜け出せないのが困ったところ。だれだって、わざわざ困難な状況に自分を追い込みたくはありませんからね。
しかし、いつまでもコンフォートゾーンにいたのでは、できるはずのスキルアップもできなくなってしまいます。だから、勇気をもってコンフォートゾーンの外に出ることが大切です。
自分の英語力に満足したら頭打ちになる
英語ネイティブのパートナーや友人に限ったことではなく、英語講師との会話などもこれに含まれるでしょう。同じ人とばかり会話していると、初級段階での英語力は伸びますが、さらに一歩進んだところには到達しにくいというデメリットがあります。
私も、今回イギリスに滞在して、「私の英語はまだまだだ」と実感する毎日です。
がっつりイギリスアクセントの英語が聞き取れないシーンもしばしば。そして、自分の英語に自信がなくなると、いつもよりもさらに話すのが下手になります。まさに悪循環ですね。
特定の英語ネイティブと話せる機会があることは、それだけで十分英語学習にとって大きなメリットです。でも、その人達とばかり会話していたのでは、会話のジャンルが限られますし、総体的な英語力上達はかえって遅くなると思うのです。
かといって、その他大勢の人と英語でコミュニケーションしようとすると、壁にぶつかってしまうので、落ち込んだり引っ込み思案になったりします。
そこで「そこまでして英語力を伸ばさなくてもいいや」と思ってしまったら、それ以上の向上はありえません。
コンフォートゾーンから一歩外へ!脱英語初級者への道
根本的な英語スキルを上達させたいなら、「架空の自信(?)」を傷つけられるリスクがあるとしても、積極的にコンフォートゾーンを抜け出さなくてはダメなのです。
―――と、自分に言い聞かせている今日この頃なのです。。。