ヒアリング力は、日本人の難題ともいわれています。日常会話や旅行会話、もしくは英検やTOEICなどのテスト英語は聞き取れてもネイティブの話し言葉やニュースの英語が聞き取れなくて困っているということはありませんか?
日常会話や旅行会話は中学レベルの英語を繋ぎ合わせてもなんとかなりますし、リスニングテストはある程度聞き取りやすいように配慮されていますし、予想問題集などで類似の問題を何度か解けばある程度は出来るようになるのです。
しかし、ネイティブの話し言葉やニュースの英語は前もって練習するわけにはいきません。では、どうしたら聞き取れるようになるのでしょうか?
英語ニュースが聞き取れないのはなぜか
英語のニュースを聞き取るコツ、それはリズムと発音です。
英語について考える前に、日本語の場合をイメージしてください。狭い日本でも、北海道から沖縄まで、様々な方言がありますし、イントネーションやアクセントの位置も様々です。英語の場合も同じことが言えるのです。
アメリカ英語とイギリス英語では発音の仕方が違いますし、インドやカナダ、オーストラリアなどもそれぞれ異なってしまっているのが実情です。
リエゾンして発音される音
また、リスニングを苦手とする多くの方が悩むのは、単語と単語が繋がって聞こえたり、単語の最後の音が省略されたりすることなどでしょう。たとえば I want to~などでも「アイ ウォント トゥー」と一つ一つ区切っては発音されませんよね。
もっと簡単な例ではAn appleという言葉でもネイティブやニュースキャスターは「アン アップル」とは言いません。たとえば「アナァポー」などと連結部が結合して聞こえるはずです。また生の英語が100%聞き取れなくても焦らないでください。無理はないことなのです。
こうした発音の崩れを身に着けるために有効な勉強法は、2つあります。
リスニング教材を使う
たとえば「CNN english express」という雑誌を購入して実際のニュース英語を聞き、時事問題の勉強もしてしまおうという方法です。リスニングをしながら教材を見て、この単語はこう発音されるのだな、と学ぶのです。CNNに限らずいくつかの教材がありますので、ぜひ書店でご覧ください。
英語字幕がある映画やDVDを見る
こちらは、映画やDVD鑑賞がお好きな人にオススメな方法です。日本語吹き替え版を見る方は多いですが、ここは英語版を見るようにしましょう。
少し意訳も混じっていることもありますが、発音の勉強にはなります。
映画館に行かなくてもWOWOWなど専門チャンネルやレンタルをするという方法もありますね。映画のほかにも、DVDたとえば推理小説が好きな方であれば、シャーロックホームズのDVDなどはオススメの一つです。こちらは英語と日本語のスクリプトがしっかり記載されていますので英語全般の勉強に役立ちます。
毎日の積み重ねで英語ニュースを聞き取る
英語のニュースが聞き取れるようになるまで少し時間はかかるかもしれませんが、ぜひお好きな方法で英語力を高めてください。毎日コツコツ積み重ねていけばいつか突然ニュースが聞き取れ、理解できるようになるでしょう。