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amuseとentertainの違い

英語

さて、今回は、「amuse」と「entertain」という類義語を取り上げます。

どちらも「喜ばせる」「楽しませる」、名詞形になると「娯楽」という意味で使われる単語です。

類義語として覚えておけばいいんですけどね。少しだけツッコんで、定義と使い方をおさらいしておきたいと思います。

amuseとentertain

日本語でもエンターテインメントといういい方は「娯楽」という意味で一般的に使われていますよね。英語の「エンターテインメント(entertainment)」から来ているので、そのまま英語として置き換えても違和感はありません。

「amuse」の名詞形「amusement」も「アミューズメントパーク」といったりするので、比較的日本人にとってもなじみやすい言葉だと思います。

まずは、それぞれの定義を確認しておきましょう。

entertainの定義と使い方

entertainは、英英辞書では次のように定義されています。

to keep a group of people interested or enjoying themselves
(集団の人々を面白がせたり楽しませたりすること)

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/entertain

一人よりも、集団の人々を楽しませるという点がポイントといってよいでしょう。

The school invited a magician to entertain the children for the Christmas event.
(学校はクリスマス企画としてマジシャンを招き、子どもたちを楽しませた)

ここから派生して、名詞の「entertainment」は、映画やテレビ番組、さまざまなショーなど、大勢の人を対象とした娯楽という意味で使われることが多いです。

つまり「entertain」の方が「amuse」よりも「娯楽業」について述べる際にしっくりくるんですね。

例えば上の例文においては、magicianという名詞を説明しているため「to entertain the children」の方が「to amuse the children」よりもふさわしいといえます。ただし、「to amuse the children」としても文法的な誤りにはなりません。

映画やテレビ番組、ショー、ゲームなど、日本語で「娯楽」に含まれる単語が関連している場合は、「entertain」を使っておけば問題ないでしょう。

Tokyo is not only the political and economic centre of Japan, it is also the entertainment capital of the country.
(東京は、日本の政治、経済の中心であるだけでなく、娯楽の中心地でもある)

この例文においては「entertainment」の代替として「amusement」を用いると、ネイティブに違和感を与えるリスクが高くなります。

娯楽業に関わるプロフェッショナルは「エンターテイナー(entertainer)と呼ばれることからもわかるように、「entertainment」は、「娯楽施設」「娯楽業」という、組織だったもの、総称として使うにふさわしい単語だからです。

また、「entertain」には以下のような意味もあります。

to invite someone to your home and give food and drink to them
誰かを家に招き、食べ物や飲み物を与えること

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/entertain

この場合、相手が一人の人を対象としても使うことができ、「もてなす」「歓待する」「接待する」という意味になります。

We used to entertain a lot of people, when we were running the business.
(事業を行っていたころは、たくさんの人を接待したものです)

Don’t worry. We didn’t come here to be entertained.
(気を遣わないでください。もてなしを受けるために来たわけではないのです)

amuseの定義と使い方

一方、amuseは英英辞書ではこのように定義されています。

to entertain someone, especially by humorous speech or action or by making them laugh or smile
誰かを楽しませること、特にユーモラスな言動で、あるいは笑わせたり微笑んだりすること
to keep someone happy, especially for a short time
特に短い時間において、誰かを幸せにすること

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/amuse

「amuse」の方が「entertain」よりも、もっとふわっとした意味で「相手を楽しませる」というニュアンスがあるのです。

職業やその人のプロフェッショナル性を強調したい場合は「entertain」の方がしっくりきますが、もっとカジュアルな意味では「amuse」を使うほうが一般的です。

Can you amuse yourselves by watching some films? I am busy working in the kitchen.
(映画でも見て自分たちで楽しんでくれる? 私、台所仕事で忙しいの)

I was not amused at all by the joke he told.
(彼の言ったジョークはまったくおもしろく思わなかった)

I have to prepare a few games to amuse my colleagues for the Christmas party.
(クリスマスパーティーのために、同僚を楽しませるゲームをいくつか用意しなければいけない)

上記三つの例文においては、「amuse」を「entertain」に置き換えても意味は通じますし、文法的に間違いではありません。しかし、よほど何かしらの意図がない限り、「amuse」を使うほうが一般的です。

限りなく意味は近いが

「amuse」と「entertain」はほとんど同じ意味で使われますが、常に置き換えることができるというわけでもありません。

いろいろ例文を読んだり書いてみたりして、微妙なニュアンスを身につけられるようになるといいですね。

ちなみに、「amuse」の名詞形「amusement」は

She looked at him with amusement.
(彼女は楽しそうに彼を見ていた)

のように「楽しい様子」を表すことができますが、この場合も「entertainemt」に置き換えることはできません。

少しずつ微妙な違いを学習すると、その言葉の表す輪郭がつかめてくるかもしれません。いっしょに英語学習を継続していきましょう♪

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