英語ネイティブとの会話でときどき耳にするフレーズ「old school」。直訳すると「古い学校」になりますが、必ずしもその意味で使われているわけではありません。
今回は、「old school」の意味と使い方について紹介します。
ネイティブがよく使う「old school」の意味
「old school」は、ネイティブの日常会話でよく出てきます。直訳すると「古い学校」ということになりますが、必ずしも学校のことを言っているわけではありません。
He is old-school.
などといったりすることがあります。
この場合、「old-school」が「古い学校」を意味しているわけではないですよね。
ここでは「old-school」を形容詞的に用いて、「古臭い、時代遅れの、伝統的な」という意味としています。類義語には、old-fashioned、traditional、typicalなどがあります。
古いけど魅力的、古き良き~というポジティブな意味でも使われます。この場合は、classic、vintageなどに近くなりますね。
「He is old-school.」というと、「彼は時代錯誤的な人だ」というふうに悪い意味とも考えられますが、よい意味でいっている場合もあります。そのときの文脈で判断しましょう。
「old school」を使った例文
「old school」を使った例文を紹介します。
These are old-school tunes from the 60s. I love them!
(これらは60年代の典型的スタンダードナンバーだよ。大好きだね!)
「classic」と似たニュアンスですね。
Did you watch the movie? It was an old-school love story, wasn’t it?
(あの映画見たの?いかにもありがちなラブストーリーだよね)
「決まり文句」「ありがちなストーリー」という意味で、フランス語から輸入され、英語ネイティブがよく使う単語に「cliché(クリシェ)」があります。
これに似た意味の「old-school」といってよいででしょう。
The way of his thinking is so old-school that I sometimes find it difficult to follow.
(彼の考えは時代錯誤すぎて、ときどきついていけなくなるよ)
こういうふうに上司に対する不満をこぼしたい人は少なくないかもしれません。あまりよくない意味で使われる「old-school」の例文です。
このように「old-school」を形容詞的に使う場合は、ハイフンでつなげて表すと分かりやすいです。
一方、純粋に「古い学校」として使いたい場合は、ハイフンなしで、名詞フレーズ扱いとなります。
There is an old school on the hill.
(丘の上に古い学校があります)
「old-school」を日常会話で使ってみよう!
「old-school」は日常会話でもよく使われるフレーズですが、このように「古い学校」とは異なる意味として使われることが多いです。
知らないと、戸惑ってしまうフレーズですので、聞いてわかるくらいに理解しておきたいですね。
また、「いかにも!」というシーンや事柄があったら「It’s old-school」など、積極的に使ってみてください。