accurate と precise はどちらも「正確な」という意味の形容詞です。それぞれ副詞「accurately」と「precisely」もよく使われます。
意味としてもとても似通った言葉たち。私はこれらの単語がどちらもなぜか好き(?)で、その違いを理解したい、使い分けられるようになりたいと願っていました。
accurate と precise の違いについて調べてみた!
実は、この二つの単語の違いについては、数年前にも一度ブログに書こうと思って挫折したことがあります。それくらい、微妙なニュアンスであり、ネイティブに聞いてもはっきりとした答えは得られなかった問題なのです。
で、ダメもとでQuoraで聞いてみたら、とてもクオリティの高い回答が返ってきてびっくりしたので、ここにシェアしておきたいと思います。
例えば巻き尺がacurateだけれでもpreciseでない場合は、その巻き尺はメートル単位の目盛りしかなく、センチやミリ単位の目盛りがない。その巻き尺で道路の幅を測ろうとすると、大体の幅はわかりますが、詳しいセンチやミリ単位ではわかりません。
それに比較して巻き尺がpreciseだけれどもaccurateでない場合は、巻き尺にミリ単位まで表記されているんだけれども実は一つ一つの目盛りに狂いがあって、正しい幅を測ることができない。
科学や技術の世界では、測定はacurateでかつpreciseであることがもとめられます。
また、別の方の回答がこちら。
日常で使い分けている例を挙げますと、Accurateは測定できる時間、寸法、重量等に使い、Preciseは匠技のような精巧さを表す時に使います。
では、実際の例文ではどう違ってくるのでしょうか。
accurate と precise の違いを例文で確認!
This clock is not very accurate.
(この時計はあまり正確ではない)
His shooting is always accurate. He is a very precise shooter.
(彼の射撃はいつも正確だ。彼は非常に正確な射手だ)
I like John as an English teacher because his explanations are easy to understand and always very precise.
(私はジョンは英語教師として好きです。なぜなら、彼の説明はいつも分かりやすくとても正確だからです)
ネイティブによっても差があると思いますが、これら二つの単語の使い分けはとても微妙です。上の二つの文に関しては、accurate と preciseをお互いに入れ替えてもおかしくはないようです。
ただし、三つ目の例文に関しては、「preciseの方がいいんじゃないかな」と、うちの夫は申しておりました。もし、みなさんの身近に英語ネイティブがいたら聞いてみてくださいね。
accurate と precise の違いはテクニカルな違い
そもそもこの二つの単語は、技術系の人にとっては違いが大きいようです。私はこれまで語学や言葉に敏感な人を探して、この違いを質問したりしていましたが、Quoraで回答をくれたのはみな理系(技術系)の人たちでした。
技術系の人たちにとっては、違いの大きな二つの単語だったのですね。これも私にとっては「目からうろこ」の発見となりました。