英語であれ、その他の外国語であれ、語彙力は高いに越したことはありません。知っている単語数が多ければ多いほど、コミュニケーション力が高いというわけではありませんが、語彙力が貧困だとコミュニケーションがスムーズにできにくいことは間違いないでしょう。
ここでいう語彙力とは、単にその言葉と意味を暗記するだけでなく、使い方を把握していること、実際の会話で操縦できる言葉の数のことをいっています。
では、使える英語語彙力を高めるためにはどんなことができるでしょうか。
英単語の覚え方
正直に告白すると、私は未だに語彙力が高い方ではありません。日常会話に困らない程度のボキャブラリはありますが、ちょっと専門的な話になると「?」と感じる単語もぞろぞろ出てきます。
ですので、ボキャブラリビルディングは現在の私にとっても課題の一つなのですね。その程度のレベルにいる私ですが、これまでに試してみて役に立ったという方法を紹介しておきます。
単語カード
とてもベタな方法ですが、単語カードはよく作っていました。今の時代は、スマホのアプリで代替されそうですが、小さく持ち運びができて隙間時間にさっと復習できる単語カードはボキャブラリビルディングの王道といってもよいでしょう。
単語カードを使って英単語を覚えるとき、おすすめは単語単位で書いておくのではなく、例文単位で書いて、それを丸っと覚えてしまうことです。
正しい使い方をしている例文を丸ごと覚えておくと、そこからの応用で覚えたての英単語を使うことができます。
付箋
単語の中には覚えやすいものと覚えにくいものがあります。覚えにくいものについては、付箋に書いて家の中に貼っておくのがおすすめです。
この方法は、実は英語ではなく、中国語単語やフランス語動詞の活用を覚えるために実践していた学習法です。
付箋に単語とその意味、あるいは例文を書いたら、できるだけ頻繁に目につく場所に貼っておきましょう。私はトイレのドアや洗面台の鏡のまわりによく貼っていました。
トイレの便座に座ったときに、ちょうど目につく高さのところに貼っておきます。洗面台の鏡周辺は、毎日歯磨きをするときに見ることができます。
何かを記憶するときに大切なことは、繰り返し見たり聞いたりして覚えること。そうすると、記憶として長く定着しやすくなります。
手書きする
ボキャブラリビルディングにおけるもう一つのポイントは、単語をタイプするのではなく手書きするということです。気に入った文章を見つけたらそのまま書き出しみましょう。
単にその単語を眺めて覚えるよりも、手を動かして書いた方が定着率が高いと思います。口を動かして発音するとさらに効果的です。
英英辞書を利用する
英語学習の初歩段階を抜けたら、英英辞書の利用もおすすめです。
新しい英単語を英英辞書で意味を調べ、英語の定義をインプットします。そうすると日本語→英語の転換作業をしないで単語を記憶することになります。
英語の意味を英語で読む、理解するため、よりナチュラルな英語理解ができるようになるはずです。
以上、私が実践して本当に効果的だと思った、英単語の覚え方でした。
英単語の覚え方まとめ
「なあんだ」と思われた方もいるかもしれません。けっきょくは典型的な方法が効率的なのでしょう。
心がけとして、気になる英単語に遭遇したとき無視してしまわないことが大切です。
「この単語の意味、何だろう」と感じたら、できるだけその場で調べて覚えてしまう。あるいは、書き留めるかメモに残すなどして、「おや?」と思った感覚を放置しないことです。