英語ネイティブが非常によく使う表現「make sense」は、知らないと意外と戸惑う表現でもあります。日常会話でよく出てくるし、使いやすい便利な表現でもあるので、ぜひ、その意味と使い方をマスターしてしまいましょう。
「make sense」の意味
「make sense」のメインの意味は、「意味をなす」になります。意訳して「筋が通っている」「理論的だ」「理解できる」という風に覚えておくと使いやすいでしょう。
例えば、
(明日は仕事で朝早いから、今夜はあまり飲みたくないんだ)
That makes sense.
(わかるよ。→理にかなってるね)
また、英会話レッスンでは、先生が単語の意味を説明した後に、こう尋ねるかもしれません。
(わかる?)
これは、「私の説明で分かった?理解できた」と尋ねているわけです。日本人の場合、理解する=understandを連想しがちですが、「make sense」を使うほうがカジュアルな表現になります。
ですので、先生の説明で分かった時には、「It makes sense, thank you」と返せばOKです。
ちなみに、It makes sense.を強調して
といったりします。「すごくよく分かった」とか、相手の意見に自分も「まったく同感」という立場を表したいときにも使えます。
It doesn’t make sense.もよく使う
「make sense」は否定形も非常によく使われます。「筋が通ってない」「意味が分からない」「納得できない」という意味で使えます。
(彼が言うには、さらに追加料金を払わなくてはいけないらしい。まったく意味が分からん!)
不平や不満、苦情を表現したいときにも使えます。
また、「意味をなす」という意味での否定形として、このように使うこともあります。
(それは歌の歌詞で、あまり筋は通ってないの)
だから、意味が分からなくても気にしなくていいのよ、と続けることことができます。
「it」以外の主語
このフレーズは「it」以外のものが主語になることもあります。例えば
(彼の言っていることはあまり意味がない)
前に誰かが言ったコメントに対して、
(確かに)
コメントの内容を「that」で受けて、このように同意を表現できます。
カジュアルに「make sense」を使いこなそう!
「understand」よりもカジュアルに使える「make sense」の意味と使い方でした。日常会話でサクッと使えるので、とても便利です。ぜひ、覚えて実際の会話で使ってみてください。