「最近太った」など「太る」を英語でいうにはどんないい方があるでしょうか。
「太る」というと、まず思い浮かべるのが「fat」という単語かもしれません。しかし、「fat」は「脂肪」という意味で、露骨に聞こえるため、実際の英会話ではあまり使われません。
今回は実際の会話シーンで使いやすい「太る」「太った」に関連した英語表現を紹介します。
put on weight
ネイティブの英会話で「太る」といいたいとき、自然に聞こえて嫌味にならないのが、「put on weight」だと思います。
He seems to have put on weight recently.
(彼は最近太ったみたいだ)
I think he’s put on a bit of weight.
(彼、ちょっと太ったんじゃない?)
gain weight
太るという意味で「gain weight」もよく使われます。
「put on weight」に比べると、少し直接的に聞こえるかもしれません。
She was astonished to find that her son has gained a lot of weight.
(息子がずいぶん太ったことに気づき、彼女は愕然とした)
You’ve gained a bit of weight, you should go on a diet.
(ちょっと太ったからダイエットした方がいい)
「gain」の後に具体的な体重(キロ・ポンド)を置くこともあります。
I gained two kilos/pounds.
(2キロ/ポンド太った)
get fat
「太る」という意味で「get fat」といういい方もあります。
「fat」は「脂肪」という意味ですので、これはかなり露骨な表現になります。自分自身について述べる場合はいいのですが、他人には使わないのがおすすめです。
自分のことについていうなら問題ありません。
I’m getting fat and I need to lose weight.
(太ってきたからダイエットしなくちゃ)
婉曲的に「太る」を意味しているかもしれない英語表現
欧米では肥満が健康問題になってきています。だからといって、「太る」や「太った」という意味で露骨な表現をするのは避けたいものです。
必ずしも「太る」という意味を表しているとは限らないのですが、文脈や状況によっては、「太る」と解釈できるいい方に「big」や「grow」を使った表現があります。
He is getting big.
He is growing.
これらはどちらも「大きくなってきている」「成長している」という意味になるので、「太っている」様子を表すものではありません。
しかし、誰かが「横に」大きく成長していることを言う場合、でも、直接的な表現をしたくない場合には有効かもしれません。合わせて覚えておくとよいと思います。