日常会話でもよく登場する「so that」ですが、イマイチ意味が取りにくい、あるいは「実は使い方がよくわからないんだよね」という方は多いのではないでしょうか。
「so that」は、知っておくととても便利な表現です。
今回は、「so that」の使い方についてまとめておきます。
なお、本記事で扱うのは「so that」と並列して用いる場合の使い方です。「so ~ that …」のように、分割して用いる方法にはふれていません。
「目的」を表す「so that」
「so that」の一つ目の機能は「目的」を示すということです。
「so that」の後には文章を置きますが、「so that 以下のことを目的として、~する」というふうな文脈になります。
Let’s put name tags on our suitcases so that no one will take them by mistake.
(誰かが間違ってもっていかないように、スーツケースに名札をつけておきましょう)
Please stir the white sauce constantly during heating so that it does not have any lumps in it.
(ホワイトソースにだまができないように、加熱中は絶えずかき混ぜるようにします)
I put a mark on the trunk of the tree so that I wouldn’t get lost on the way back.
(帰り道で迷わないように、木の幹にしるしをつけておいた)
We prepared dinner before we went out for our vaccination so that we wouldn’t starve even if we were sick afterwards.
(万が一あとで体調が悪くなっても飢えないように、ワクチン接種に出かける前に晩御飯の用意をしておいた)
「so that」の後には文章を置くことができるので、「目的」として複雑な内容を持ってくることもできます。
「目的」という意味を強く意識する必要はなく、「~であることにより(することにより)so that 以下のようにすることができる」「so that 以下の内容になるだろう」という発想で文章を作ればいいわけです。
「結果」を表す「so that」
「so that」には、もう一つの使い方として、「結果として~となる」を表す役割もあります。
この意味で使う場合、「so that」の前に「,(コンマ)」を置きます。
「~となるその結果として、so that 以下のことが起こる」というふうに考えてみてください。
They were late, so that meant that they missed the train.
(彼らは遅刻して、電車に間に合わなかった)
There was little rain this summer, so that all the farmers had a disappointing harvest.
(今年の夏は雨が少なく、どこの農家も不作だった)
以下のように、「目的」とも「結果」とも受け取れるような場合もあります。
I recommend you buy a new computer, so that you can work more efficiently.
(パソコンを買い替えることをおすすめします、そうすれば、もっとサクサク作業できるでしょう)
「so that」は「目的」あるいは「結果」を表す
「so that」の使い方と意味を例文を挙げて紹介してきました。
「so ~ that …」と分割せずに用いる「so that」には、「目的」と「結果」を表す役目があります。
「目的」と「結果」というと、まるで真逆のことのように思えますが、例文を読んでいただければ納得してもらえたのではないでしょうか。
日常会話でもよく使われる表現ですので、ぜひ使い方をマスターしておきましょう!