「なんとかする」「なんとかできると思う」「なんとかして~した」という意味を表す英語表現は、manageという単語を使って表すことができます。
特に「manage it」は日常会話でもとてもよく使われるので、使いこなせるようになっておきたいものです。manageの意味と使い方について紹介します。
manageの意味
「manage」というと、「管理する」という意味なので、ちょっとビジネス英語っぽくかまえてしまうかもしれません。でも、カジュアルな会話にもよく使います。
manageを日常会話で使う時、次の2つの形で用いられることが多いです。
manage it
manage to do(動詞の原形)の意味と使い方
「manage to do(動詞の原形)」という形で、「なんとか~する」「どうにか~する」という意味になります。何か動作を行う際に、それが簡単ではないことをニュアンスとして伝えることができます。
(なんとか路上駐車できるスペースを見つけたよ)
He managed to get a couple of days off.
(彼は、どうにか数日の休暇を取った)
(彼はなんとかして首相との面談を取り付けた)
I managed to sneak away from that super boring meeting.
(超退屈なミーティングからなんとかこっそり抜け出すことができた)
manage itの意味と使い方
会話をしているとき、双方がその内容が分かっている場合は、「manage it」という表現もよく使われます。
(なんとかできると思う?)
It’s not straightforward, but I think I can manage it somehow.
(決して易しくはないけど、なんとかしてできると思うよ)
「straightforward」は、「まっすぐな」「シンプルな」「簡単な」という意味の形容詞です。straight+forwardという組み合わせなので、なんとなくイメージしやすいと思います。
ここでは、easyと置き換えても意味は同じです。反対の意味になるのは、complicated。
例えば、お腹いっぱい夕食を食べた相手に対して
(デザートにプディングはいかが? それとも、もうお腹いっぱい?)
I am quite full, but I think I can manage it.
(けっこう、お腹いっぱいだけど、でもイケルと思うよ)
「I can do it.」といってもかまわないのですが、manage itを使うことで、ユーモラスな会話になります。相手もクスっと笑ってくれるでしょう。
また、4人のパーティの買い出しで、24ボトルのビールを買おうとする相手に対して、
(24本も買うの?ちょっと多すぎない?)
Well, I think we can manage it.
(まあ、なんとかなるでしょ)
日常会話でmanageを使いこなそう!
簡単ではないけどなんとかやる、どうにかして~する、と言いたいときに、とても便利な表現です。英語ネイティブの会話でも頻出するので、そのニュアンスを感じられるようになっておきたいですね。
また、使い方も難しくないので、積極的に使ってみてください。