私はこれまで計3年ほど中国に滞在していました。中国語の語学留学先を選ぶときに、選び方としてヒントとなることをまとめてみます。今から中国への語学留学を考えている方の参考になればよいと思います。
2回の中国語語学留学経験
初めて中国に行ったのは、大学のプログラムで語学留学をした時です。3か月の短い留学でしたが、とてもいい経験ができました。その時行った大学は、北京にある大きな学校で、短期、長期合わせて年間のべ10,000人以上の留学生を受け入れているところでした。
2回目は社会人になってから、北京のはずれ、5環路の外にある工業大学へ留学しました。こちらは留学生の数が少なく、中国人の学生と接する機会も多くありました。
実際に行ってみて感じたメリット・デメリットをご紹介しますので、留学を考えている方は学校選びの参考にしていただければと思います。
(あくまで私が行った2校を比較した意見であり、すべての学校がそうとは限りませんのでご了承ください。)
規模が大きく、留学生が多い学校
メリット
デメリット
規模が小さく、留学生が少ない学校
メリット
デメリット
中国語を本格的に上達させたいなら小規模学校
中国語を学ぶという視点では、留学生が少ない学校の方が役に立ったかなと今では思っています。
留学生対応に慣れていない=自分が中国式の学校生活に適応しなければいけない、ということなので、とても勉強になります。
留学生が多い学校だと、寮のスタッフさんが英語を話せたり、中国語が使えなくても何とかなる環境が整っています(初歩の初歩から始める欧米の留学生が意外と多いためです)。
また、いろんな国のいろんな学生がいるので、時には授業をさぼって遊びに行こうぜ!なんていうクラスメートが居たりするのです。その誘惑に打ち勝つのは大変でした(若かったので)。
中国語の知識ゼロの初心者なら大規模学校
ある程度中国語の基礎を学んでいる方であれば、留学生の少ない学校へ、初級の勉強のための留学を考えているのであれば留学生の多い学校への留学をお勧めします。
ちなみに、私は2校目の学校に1年間留学するつもりだったのですが、1学期が終わって次の学期に入るときに「あなたのレベルに合ったクラスが作れない」と言われたため半年早く留学を切り上げ、就職しました。おかげで中国で社会人経験も積むことができて、結果的には良かったと思っています。
クラスがないなんてことはめったにないと思いますが…。
執筆者紹介
さきむち:中国語学習暦10年以上、北京留学経験あり