中国語と日本語は同じく漢字を使いますが、中には同じ表記をするのに意味がまったくことなる単語もあります。
中国語を学ぶときにはそういう単語に敏感になると、単語の選択ミスを防ぐことにつながります。今回は中国語の「意外(yìwài)」について。
日本語の意外と同じ意味での使い方
「意外(yìwài)」は日本語の「意外な、思ってもいなかったことに」という意味で使うこともできます。その場合は、「意外(yìwài)」単体で使ったり、「意外地~」として副詞的に使ったりします。
その他に、カジュアルな日常会話でよく使われる「意外(yìwài)」の中には、「事故」という意味もあります。
事故に遭った時の「意外(yìwài)」
中国語で事故に遭ったというとき、この「意外(yìwài)」が使えます。
例えば、「出了意外」とか「发生意外」という風に使います。交通事故といいたいときには、「交通意外(jiāotōngyìwài)」と使うことができます。
事故(shìgù)と意外(yìwài)の違い
中国語でも日本語の「事故」と同じ意味で「事故(shìgù)」を使うことがあります。交通事故は中国語でも同じように書いて「交通事故(jiāotōngshìgù)」で通じます。
ただし事故(shìgù)は一般的に車や電車などが巻き込まれて起こることを指しますが、意外(yìwài)はそれ以外の「アクシデント」についても使えるようです。
また、事故(shìgù)は当事者のいずれかに落ち度があった場合のことを指し、意外(yìwài)は双方に落ち度がなくて起こったアクシデントの可能性もある、という解釈もできそうです。
このへんは、人によって解釈が違うところもあるかもしれませんので、近くに中国人の友人がいる方は訪ねてみてください。
中国では電動自転車の事故が多発
中国に行かれたことがある方は、その交通事情が日本とはかなり違っていることに気づかれているかもしれません。交通整備がきちんとできていない都市もありますし、歩行者やドライバーのマナーも「あれっ?」と思うことがあります。
特に最近北京などでは、電動自転車「电动车(diàndòngchē)」が巻き込まれる交通事故が増えているようです。
電気自転車(多分日本語に訳すとこうなる)は、車と同じくらいにスピードが出ることもあるので、それが北京で走り回っているとしたら、想像しただけでも怖いですよね…。