英語のリスニング力がある程度上達すると、ネイティブとの会話は聞き取れるのに、スピーキングがうまくできなくて、もどかしさを覚えることがあるかもしれません。リスニング力はある程度練習すれば独学でも何とかものになりますが、スピーキング力を独学で上達させるのは難しいといわれます。
スピーキングは独学でも身につく?
スピーキングとは「話す力」のことです。スピーキング力があがるということは、
- 思ったことが口に出る
- 相手に言いたいことを伝えることができる
- 会話のキャッチボールができる
ということですよね。このようなスピーキング力を育てるために独学は効果的なのでしょうか。
スピーキングは独学だけでは無理
結論から言えば、スピーキング力を養うのに独学だけでは不可能です。
なぜなら、スピーキングというのはコミュニケーションであり、生身の人を相手に練習しなければ、実践的なスピーキング力としては身につかないからです。
もちろん、基礎的なことは独学で勉強しなくてはいけません。その上で、英語スキルとしてスピーキング力を自分のものにするためには、英語ネイティブとの会話練習が必須になります。
独学でできるスピーキング練習
しかし、独学でできることもたくさんあります。まずは、表現やボキャブラリーのインプットです。
スピーキング力というのは、総合的な力なので、基礎として英文法の知識やボキャブラリー、構文などがわかっていないと上達しません。
このような基礎的なことをまず独学で頭に叩き込むことが前提になります。
スピーキングというのは反射神経でもあります。振られた会話に対していち早く反応できなくては発言のチャンスを失ってしまいます。反射神経を鍛えるためには、シャドーイングが効果的です。
実践的なスピーキング練習も
ほかにも独学でできるスピーキングの練習方法として、「セルフトーキング」という方法があります。
これは朝起きてから夜寝るまでの間に頭に浮かんだことを片っ端から英語でぶつぶつつぶやいてみるという練習方法です。
思ったことをすべて英語にして、頭の中で起こる思想を100%英語にしてしまうのです。いわゆる独り言ですが、このような地道な訓練が、実際に会話の実践になったときに役立ちます。
独学で練習したあとは実践の英会話を
独学でスピーキングの練習をした後は、自分の力を実際に試せる場面を設定しましょう。
ネイティブの友人がいるなら、彼らとの会話でもかまいません。そうであってもなくても、オンラインなどの英会話レッスンを受けることはとても有効です。
独学で練習して、実際の会話で自分のスピーキング力を試すというやり方を続ければ、必ずスピーキング力はアップするでしょう。
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