中国語学習において、やはりボキャブラリが豊富なことは強みです。中国語と同様に漢字を使う日本人にとっては、中国語のボキャブラリを増やすことはそれほど困難ではありません。
しかし、漢字を共有するからこそ注意したい語彙があります。また、文字としてみれば理解できるのに、音として聞くとわからないという単語も多いものですよね。
この記事では、中国語のボキャブラリを増やすためのコツと、おすすめな教材3冊を紹介しています。
中国語の文字と発音
ボキャブラリーを増やすに当たって、気をつけなければいけないのは書き方と発音です。繁体字を学ぶのか、簡体字を学ぶのかだけで文字の書き方が違ってきます。
また、その単語を見た時に意味を理解できれば良いというのであれば、文字と意味だけ覚えればいいのですが、その単語を話したり聞き取りたいのであれば、読み方も覚えなければなりません。
特に日本人の中国語学習者にとって、文字を見れば理解できるのに発音を聞いただけではわからないという中国語単語は多いものです。
中国語と日本語での相違
中国語の語彙は日本人にとって、とても学びやすいです。これは漢字を共有する我々だからこそ、得られるメリットです。
しかし、一方で、日本語と中国語では同じ表記をしながらも意味が異なっていたり使い方が異なる単語もあります。それらを正しく理解することが日本人の中国語学習者にとっては課題の一つとなります。
中国語のボキャブラリを増やすためのおすすめな3冊
日常会話で使用する単語なら、書店で売っている参考書や単語本で学ぶのが早いでしょう。
中国語初心者がボキャブラリーを増やすために勉強の仕方によっておすすめな本を3冊ご紹介します。
書いて覚えるボキャブラリ教材
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1つ目は書くことでボキャブラリを増やせる本です。
ドリル形式で書くことで覚えるタイプの方には、アスク出版「日本の漢字・繁体字と比べて覚える 書き込み式 中国語簡体字練習帳」1,080円がおすすめです。
中国語には日本の漢字と異なる書き方をする漢字があります。まずそちらを習得して、そこから派生する単語を学べる本です。
聴いて覚えるボキャブラリ教材
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2つ目は聞くことでボキャブラリを増やす本。
語学を勉強するならやはり耳から慣らしたいという方には、アルクの「キクタン中国語【入門編】中検準4級レベル」1,944円がおすすめです。
CDをパソコンやスマポに移して聞きながら勉強できます。この入門編の他に初級編と初中級編がありますので、入門編で物足りない方は次のステップに進んで同じように勉強することができます。
会話から覚えるボキャブラリ教材
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最後の3つ目は会話からボキャブラリを増やす本です。
中国語を勉強するからには、中国語を使いたくなりますよね。そんな方は会話を通して単語力をつけると一石二鳥です。会話本には色々な本が出版されていますが、NHK出版の「月刊 まいにち中国語」486円はなかなか使えます。会話の他にも毎回単語が盛りだくさんなので勉強しがいがあります。
以上3冊を紹介しましたが、本屋さんにはたくさんの中国語本があります。自分にあった勉強方法と本で、中国語のボキャブラリーをどんどん増やして楽しく学んでください。
中国語ボキャブラリを増やすためのアイデア
日常会話の簡単な単語はある程度わかる、という方は中国語の歌詞から学ぶのがおすすめです。
中国語には書き言葉と話し言葉があります。ざっくり言うと書き言葉はちょっと詩的で口では言わない言葉、話し言葉は普段会話のなかで使う言葉です。
歌の中には話し言葉も書き言葉も(どちらかといえば書き言葉の方が多い)入っているので、満遍なく新しい単語を学べます。繰り返し歌うことで脳に定着しますし、発音(歌なので声調はめちゃくちゃですが)も覚えられます。
今時の若者の言葉やリスニングも鍛えたいという人は、ユーチューブを利用するのもおすすめです。
様々な番組がアップされてますし、そのほとんどに中国語の字幕が付いています。中国語を字幕を読みながら中国語を聞くことは、漢字が理解できる日本人にとって、とても効率的な中国語学習法といえるでしょう。
分からない単語はきちんと辞書で確認しよう
ただし、分からない単語や「あれっ」と思った単語があったら、まめに辞書で調べることです。ボキャブラリは一つ一つ覚えていくことが大切です。毎日少しずつ語彙を増やしていきましょう。