イギリス人夫がよく使う形容詞に「disgraceful」という言葉があります。
学校ではあまり習った覚えがないので、私のボキャブラリリストには載っていなかったのですが、彼がしょっちゅう使うので、おおよそ「たいへんよくないこと」を表すのだろうと解釈していました。
「disgraceful」の意味と使い方について、あらためて調べてみました。
「disgraceful」の意味と使い方
今回このエピソードを書くにあたって、はじめてまじめに調べてみたんですが、英英辞書によると、「disgraceful」の定義は「very bad」になっていて、「そのままか!」みたいな感じですよね。
単語の構造から「graceful」の反意語だろうと思って、「graceful」も調べてみました。
graceful
moving in a smooth, relaxed, attractive way, or having a smooth, attractive shape
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/graceful
(滑らかでリラックスした魅力的な動きをする、または滑らかで魅力的な形をしている)
日本語では「優雅な」「上品な」という訳があてられています。素敵な言葉ですね。
「disgraceful」はこれの反意語ですから、「下品な」「恥ずべき」という意味になるのでしょう。
It is disgraceful that there are still some people who have to sell their children to buy food in this world.
(この世界には、未だ、食べ物を買うために子どもを売らなくてはならない人々がいるということは、恥ずべきことだ)
He found their attitude absolutely disgraceful.
(彼らの態度はまったくもってみっともないと、彼は思った)
「不名誉な」「みっともない」というふうに訳すこともできます。
同意語は「scandalous」
辞書では、「scandalous」と類義語だと紹介されていました。「scandalous」の定義は、
making people shocked and upset
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/scandalous
と解説されています。「人々にショックを与え気分を害すような様子」ということですね。
そういえば、こちら(イギリス)に来てから、メディアや人々の会話の中でやたらと「shocking」が耳につくように感じています。この言葉、流行っているのかもしれませんね。
まわりの人の使い方を聞いているかぎり、「shocking」はネガティブな事象に対して使われることが圧倒的に多いように思います。ひとまとめに覚えておくと、表現の幅が広がるでしょう。