英語日常会話において別れ際に使える挨拶はいくつもあります。
そんな中、ネイティブがよく使うのに、英語学習のテキストなどではあまり紹介されていないのが「Have a good one.」といういい方です。
今回は、「Have a good one.」の意味と使い方について、紹介します。
日常会話における別れのあいさつ
英語での別れの挨拶というと、
- Have a nice day!
- Have a good evening!
- Enjoy the rest of your day!
などがあります。少し長めの別れになることが分かっているときは、
- Have a nice weekend!
- Enjoy your holiday!
なんていうこともあります。
それに混じってよく耳にするのが、
Have a good one!
といういい方です。
Have a good one! の意味と使い方
はじめて聞いたときには、「なんでoneなんだろう?」と思ったものです。でも、この表現、知っておくとむちゃくちゃ便利なので、紹介しておきます。
Have a good one!をよく耳にするのは、別れの場面です。比較的カジュアルな関係の相手に対して使うことが多いようです。
- お店を出るとき
- 友人と別れるとき
- 同僚とのミーティングを終えるとき
などによく使われます。
上に挙げた別れの挨拶すべてに置き換えることができるといってよいでしょう。時間帯(朝、昼、夜)に関係なく、いつでも使えます。
「えーっと、そろそろ夕方だから、Have a good evening だな」なんて考える必要がありません。
また、私の夫のように、オンラインで異なるタイムゾーンの人と会話をしたあとにも、「Have a good one!」なら、相手の時間が朝であろうが夜であろうが、おかまいなく使うことができます。
「Have a good one!」の「one」って何なんだろう?
と気になるかもしれませんが、そもそも「one」はすでに出てきた物を代替することができる単語です。
ですので、そのシーン別に考えられそうなワード、morning、afternoon、evening、holiday、weekend、coffee、dinnerなど、さまざまな言葉に置き換えられていると考えることができるでしょう。
特にその前の話題で、「週末何するの?」「今夜の予定は?」という会話があったりすると「oneは週末や今夜(evening)のことをいっているんだな」とピンとくるかもしれません。
あるいは、コーヒーを買って店を出るとき店員さんに「Have a good one!」といわれたら、oneはコーヒーのことやその日残りの一日(the rest of your day)を指しているのだと解釈できますね。
―――と、ぐたぐた理屈みたいなことを述べましたが、あまり深く考える必要もないでしょう。
だれかと別れるとき、どんな挨拶フレーズをいおうか迷ったら、「Have a good one!」といってみてください。オールマイティーに使えるので、英語初心者にとっても便利ですよ。