英会話を上達させようとオンラインレッスンを受講したことがある人や、これから受講してみようと考える人は多いと思います。
最近は、オンラインスクールも価格競争になり、かなり安い価格でレッスンが受けられるスクールも出てきました。
これらの比較的安価なレッスンを提供しているスクールで、よく採用されているのがフィリピン人講師です。しかし、英語学習者の中には、フィリピン人講師って大丈夫なの?と思っている人も少なくないのではないでしょうか。
フィリピン人講師のメリット
フィリピン人講師とのレッスンの最大のメリットは、そのレッスン料金です。いろいろなスクールが、独自のレッスン料金体系を打ち出していますが、価格が安いレッスンは、フィリピン人講師が担当していることが多いようです。
どうせ、英語を学ぶなら、正しい発音を学びたいというのが、だれでも考えるところでしょう。特に、日本人の英語学習者の中には、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどの講師を好む傾向があります。
発音やアクセントという点では、たしかに上記のネイティブスピーカーのアクセントが「本流の」英語と受け取られる印象がありますよね。
ただし、学習者の中には、かなり好みが偏っている人もいて、「ブリティッシュアクセントは聞き取りにくいからイヤだ」とか「アメリカ東海岸の英語は早くて難しい」といった、注文を付ける人もいますが・・・。
オンラインレッスンをどう捉えるか
もちろん、自分のやりやすいアクセントの講師にレッスンを受けることは理想かもしれません。しかし、問題は、オンラインレッスンをどうとらえるかということだと思います。
フィリピン人講師のレッスンの場合、安いところでは30分のマンツーマンレッスンで数百円という料金体制のスクールもあります。
しかし、イギリスやアメリカ人講師のレッスンでは、それほどの安価なレッスンを見つけることは非常に困難です。
レッスン料金の負担が少ないということは、それだけ多くのレッスンを受けることができるということです。たとえば、オンラインレッスンでスピーキングスキルを伸ばしたいと考える人にとっては、これはとても有効な点です。
スピーキング力を鍛えたいと思っている人は、とにかく「英語を話す時間」を増やすことが大切です。その場合、比較的安価で多くのレッスンが受けられるフィリピン人講師のレッスンは、たいへん便利なんです。
フィリピン人講師のレッスンを「聞く」のではなく、自分が英語を「話す」ための場所として、オンラインレッスン利用するというスタンスで望むのがよいでしょう。
逆に、英語初心者でオンラインレッスンで、文法などの基礎的な知識を一から復習しなおしたいという人は、むしろ日本人講師を選ぶべきかもしれませんね。
さまざまなアクセントに触れるのはメリットと考える
また、これまで何度も記事に書いていますが、世界中のいろいろなアクセントの英語に触れることは、将来的にとても有効です。
英語を公用語とするくには、上記の4か国だけではありません。ニュージーランド、フィリピン、マレーシア、香港など、多くの国で英語が話されていますし、それぞれにアクセントがあります。
インド人やアフリカ人の話す英語に触れることもあるでしょう。彼らの英語はアクセントが強く、かつスピードも速いです。
英語をスキルとして活用する場合、これらのアクセントに慣れることも実力のうちだと、私は考えます。アメリカ人の英語はわかるけど、マレーシア人の英語はわからないということでは、英語スキルとして片手落ちでしょう。
とりあえず無料レッスンを受けてみよう
今、もしあなたがオンラインレッスン受講を考えていて、フィリピン人講師のレッスンはどうかなと思っているなら、まずは無料レッスンを受けてみてください。
私も、以前はオンラインでフィリピン人講師のレッスンを受けたことがありますが、彼らはとてもフレンドリーな人が多かった印象があります。
最近は、ほとんどのオンライン英会話スクールで無料レッスンを設定していますので、実際に体験してみるのが手っ取り早いと思いますよ。