今まで、いろいろな外国語を勉強しました。日本人の外国語学習者で、中国語の生徒さんには、他の外国語よりも50代以上の男性の姿が多いような気がします。もちろん、女性としては、クラスメイトに魅力的な男性が多いことはうれしいことなのですが(笑)、ふと、なぜ中国語学習者には50代以上の男性が多いのか、その理由を考えて見ました。
中国語学習者には男性が多い?
語学学習は、なんとなく男性よりも女性のほうが得意という印象があります。私も以前、女性のほうが語学学習は得意だという趣旨の記事を書いたことがあります。
特に語学スクールなどでは、女性の生徒さんが半分以上を占めていることもよくあります。
そんな中、中国語のクラスだけは、男性、しかも比較的高齢の男性の姿が目に付くのですが、そう感じるのは私だけでしょうか。
なぜ、中国語学習者には男性が多いのか、その理由を私なりに考えてみました。
漢字なので、親近感がある
中国語は、ご存知のとおり、漢字で表記されます。漢字は、私たち日本人にもとてもなじみが深いものですよね。
ですから、他の英語やフランス語、タイ語、韓国語などに比べたら、とっつきやすく、年をとってからでも始めやすいという印象があります。
おそらく、定年退職した後に、ふと何か趣味を見つけたくて、「中国語でもやってみるかな、漢字だし」と始める方もいるのではないでしょうか。
日本語のルーツを知ることができる
男性の中には、自分の祖先やルーツに興味を持つ人が多いような気がします。
日本語は中国語の漢字を借りて使用しながら発展してきた言語です。ですから、中国語を学んでいると、「故事成語」やちょっとした言い回しなどに、日本語の中に潜む、中国語からの源流を感じることがあります。
「こんな風にして、古の日本人が言葉を進化させたのか」と、なるほど的な要素も多く、おそらく男性のロマンを誘うのではないかと思います。
三国志などの歴史から入る人が多い
漫画や小説などからの影響で、「三国志」などの中国の歴史に造詣が深い男性は多いと思います。
中国語を勉強していても、「三国志」や歴史的な場面で興奮するのは、たいてい男性です(笑)。中国の歴史から、中国語にのめりこむ男性は多いのではないでしょうか。
また、少林寺などの武術系から、中国語にはまる人も、男性に多いような気がします。
中国語の講師には若くてきれいな女性が多い
中国語の男性講師の皆様には申し訳ないのですが、正直なところ、中国語の講師には美女は多くてもイケメンは少ないのではないかと・・・。
英語などの講師には、トム・クルーズやブラッド・ピッドのようなイケメンはいます(!)。しかし、中国語を教えている人の中に、アンディ・ラウやトニー・レオンのような男性は、・・・会ったことがありません。
女性にとっては、中国に対する不安感も?
最後に付け加えるなら、女性にとって中国という国に対するイメージがあまりよくないのかもしれません。
男性は、ビジネスのために中国語を勉強するという人もいますよね。
日本人女性の場合、中国よりもやはり欧米の国に対する憧れが強いのかもしれませんね。中国旅行にしても、治安が悪そうというイメージがあります。
でも、私は、中国旅行のほうが、よほどアメリカ大陸よりも安全だと思うのですが・・・。