質問されて答えにちょっと困ったときの「どちらともいえない」「微妙」は、英語ではどういえばいいのでしょうか。
答えにくい質問をされた場合でなくても、あえてはっきりと断言したくないこともありますよね。
今回は、答えに詰まったとき、あるいは答えを濁したいときの「どちらともいえない」「微妙」を表す英語表現を紹介します。
「どちらともいえない」「微妙」を英語でいうと?
たとえば以下のような会話があったとしましょう。
A: How many chocolates did you get on Valentine’s Day?
(バレンタインのチョコ、いくつもらった?)
B: I think, nine or ten…?
(えっと、9個か10個くらいかな)
A: Wow, that’s a lot! You must be happy.
(へえ!そんなに!さぞかし嬉しいでしょうね)
B: Well, _________, because I also have to prepare the return gifts to the girls for White Day.
(いやぁ、ビミョーかな。だって、ホワイトデーにその分お返ししなくちゃいけないから)
このようなシーンにおいて、「ビミョーかな」に相当する部分(英語空欄部分)に当てはまる英語表現を考えてみました。
Yes and no.
ご存じの通り、「Yes」は「はい」という肯定の返事、「No」は「いいえ」という否定の返事です。
これを同時に言ってしまう表現がこれ、「Yes and no.」。
ネイティブによって、こういう言い方を好む人とそうでない人がいるようですが、英語学習者としては覚えやすい言い方です。
「はい」でもあり「いいえ」でもある―――つまり、「どちらともいえない」という意味になりますね。
ただし、質問に「Yes and no」と答えた限りは、その理由を説明する必要があります。どうして「どちらともいえない」のか、「because…」というふうにその意図を説明してあげましょう。
Not exactly.
これは、英語ネイティブが本当によく使う表現です。
質問や意見に対して「Exactly.」と相槌すれば、「その通り」と相手に完全に同意することになります。
「Not exactly」はその否定形となり、「そうとは限らない」という意味になります。
Not really.
これも、ネイティブがよく使う便利な表現です。「そうでもない」という意味になります。
相手の言うことに対して完全に肯定するわけではないが、完全否定もできないときに使われます。
It’s difficult to say.
質問に答えにくいという意味で「It’s difficult to say.」ということもあります。
「It’s difficult to answer.」という言い方の方が「答えにくい」には合致しているように思うかもしれませんが、実際の会話では「It’s difficult to say.」と「say」を使ったフレーズの方がよく使われます。
文字通り、答えに困ったとき、「Yes」とも「No」とも言い難いときに用います。
Kind of.
「kind of」といえば後に形容詞や名詞を伴って「~みたいな」「なんとなく~」というあいまい表現をするいい方ですね。
でも、ここでは、単発で「Kind of」という返答が可能です。あえていうなら「Kind of Yes」の「Yes」が省略されたと考えてもよいでしょう。
返答としての「Kind of」は、カジュアルな会話でよく使われます。
日本人英語学習者の方にも使いやすいので、ぜひマスターしておきたいですね。ただし、あまり乱用すると相手をイラっとさせることもあるので、注意しましょう。