料理が完成した後、お皿に盛り付けなくてはいけませんよね。そんなとき「お皿に盛り付けて」というフレーズ、英語でいえますか?
イギリスでお義母さんといっしょに過ごしたとき、英語で「盛り付けてね」といわれて、「ああ、そういうふうにいうのか」と思ったものです。
今回は、お皿などに料理を「盛り付ける」という英語表現、そして「盛り付け」に相当する英語フレーズを紹介します。
「お皿に盛り付ける」は「dish up」
英語の日常会話の中で、料理などを「お皿に盛り付ける」は、「dish up」という表現をします。
The food’s ready, can you dish it up?
(料理ができたから、盛り付けてくれる?)
ここで「can you serve it?」といういい方もできますが、「serve it」の意味は「(料理など)を提供する」ということですので、「dish up」よりも広い意味になります。料理を盛ったお皿をテーブルに運ぶ作業なども含まるのですね。
だから、具体的な動作として「料理をお皿に盛り付ける」といいたい場合は「dish up」の方が明確に伝わります。
The food is ready. Now it’s time to dish up the food.
(料理ができました。さあ、料理をお皿に盛り付けましょう)
I’ll dish up the food, could you put the cutlery on the table please?
(私が料理をお皿に盛り付けるから、あなたはカトラリーをテーブルに並べてくれる?)
より広義な意味で料理を提供する「serve」
「提供する」という大まかな意味になりますが、「serve」を使う方がしっくりくる場合もあります。
Do we serve it on a larger plate or on small individual plates?
(大皿に盛り付ける?それとも個人ごとの小皿に盛り付ける?)
Serve two pieces of chicken for everyone.
(鶏肉はみんなに2個ずつ盛り付けて)
料理を「置く」「並べる」=「put」
料理をお皿などに「置く」「並べる」という意味で、「put」もよく使われます。
Which plate should I put it on?
(どのお皿に盛り付ければいいかしら)
Now all we need to do is to put the food on our plates.
(あとは、料理をお皿に盛り付けるだけよ)
「きれいに盛り付ける」ニュアンスで「present」
日本語でも「料理のプレゼンテーション」ということがあると思いますが、「美しく盛り付ける」というニュアンスで「present」を使うこともできます。
Can’t you present it a bit more nicely?
(もうちょっときれいに盛り付けできない?)
All the food in that Japanese restaurant was beautifully presented.
(その日本料理店の料理はすべて美しく盛り付けられていた)
Your food tastes good, but it would be good to learn how to present it better.
(味はいいけど、盛り付け方を学んだ方がいい)
「盛り付ける」の英語表現はたくさん!
「お皿に料理を盛りつける」に関連した英語表現を紹介しました。
状況によって、いろいろないい方がありますね。
もっとも具体的な動作を示す「dish up」は、家庭内でこそよく使う、おもしろい表現だと思います。
そのほかのいい方も含めて、ボキャブラリーとして覚えてみてください!